ホームページ制作を頼むときの流れ|問い合わせから公開まで

/ Lapisデザインラボ

初めてホームページの制作を頼むとき、「何から始めればいいのか」「いつ、何を用意すればいいのか」が分からず不安になるものです。制作会社に任せれば全部やってもらえると思っていたら、原稿や写真の用意、確認の作業が次々に来て、社内の時間が足りなくなった、という話もよく聞きます。

ホームページの制作は、制作会社と発注する側の共同作業です。この記事では、問い合わせから公開までの流れを8つの段階に分けて、それぞれの段階で発注する側がすること、打ち合わせで聞かれること、つまずきやすい所を説明します。

全体の流れ

段階主にすること発注する側の作業
1. 社内の準備目的、ページの案、予算、時期、担当を決める多い
2. 問い合わせと見積もり制作会社を探し、条件を伝えて見積もりをもらう中くらい
3. 契約範囲、費用、支払い、著作権、名義を決める中くらい
4. 打ち合わせと設計ページの構成と、載せる中身を決める中くらい
5. 原稿と写真文章を書く、写真を用意する、撮影する多い
6. デザインの確認デザインを見て、直してほしい所を伝える中くらい
7. 組み立てと確認組み上がったページを確かめる中くらい
8. 公開と検収公開し、契約どおりかを確かめて受け取る少ない

発注する側の作業が多いのは、社内の準備と、原稿と写真の段階です。ここが遅れると、全体が遅れます。

1. 社内の準備

制作会社に問い合わせる前に、社内で次のことを決めておきます。

  • 目的:ホームページで何を増やしたいか。問い合わせ、採用の応募、取引先からの信用など。いちばん大事なものを1つ決める
  • ページの案:必要だと思うページを書き出す(会社のホームページに載せる項目の一覧)
  • 予算の上限:制作費と、公開後の月額を分けて(中小企業のホームページの予算の決め方)
  • 公開したい時期:開業日や新しい事業の始まりなど、決まった日があるか
  • 担当と決める人:制作会社とやり取りする窓口と、最後に決める人

特に大事なのが、最後に決める人です。担当者が進めてきたデザインを、公開の直前に社長が見て大きく変えることになると、日数も費用も大きく増えます。途中の確認の段階から、決める人に見てもらいます。

2. 問い合わせと見積もり

制作会社の候補を2、3社に絞り、同じ条件を伝えて見積もりをもらいます。条件は、提案依頼書の形にまとめると伝え漏れがありません(提案依頼書の書き方)。

見積もりが届いたら、金額だけでなく、含まれている作業と含まれていない作業、公開後の月額、修正の回数の上限を並べて比べます(ホームページの見積もりの読み方)。制作会社の選び方はホームページ制作会社の選び方で説明しています。

3. 契約

依頼先が決まったら、契約を結びます。契約書で特に確かめるのは次のことです。

  • 作業の範囲(ページ数、原稿や撮影を含むか、修正の回数)
  • 費用と支払いの時期(着手のときに一部、公開の後に残り、など)
  • 納期と、遅れたときの扱い
  • 著作権の扱い(完成したデザインや文章を自社で使い続けられるか)
  • ドメインとサーバーの名義
  • 検収の方法と期間
  • 途中でやめるときの扱い

契約書の確かめ方はホームページ制作の契約書で確かめることで詳しく説明しています。

4. 打ち合わせと設計

契約の後、打ち合わせでホームページの中身を決めていきます。最初の打ち合わせで聞かれることが多いのは、次のようなことです。

聞かれること事前に用意しておくもの
事業の中身と強み会社案内、営業の資料
誰に見てほしいか主なお客様、取引先、求職者の姿
参考にしたいサイト好きなサイト、同業のサイトのアドレス。どこが良いと思ったか
今のサイトの困りごと問い合わせが少ない、更新できない、スマートフォンで見にくいなど
原稿と写真誰が用意するか。手持ちの写真
ドメインとサーバー今あるか。誰の名義か。管理画面に入れるか

打ち合わせの後、制作会社はページの構成(どのページに何を載せるか)をまとめます。この段階でページの数と中身を固めておくと、後の手戻りが減ります。

5. 原稿と写真

ここが、いちばん時間がかかりやすい段階です。原稿を自社で用意する場合は、ページごとに締め切りを決め、書く人を決めます。

  • 制作会社から、ページごとに何を書くかの枠をもらうと書きやすい
  • 会社概要や沿革など、事実の情報は、正確さを社内で確かめる
  • 写真は、使ってよいものかを確かめる(写っている人の同意、撮った人の権利)
  • 撮影を頼む場合は、撮る場所と人、日程を早めに決める

原稿の用意の仕方はホームページの原稿の用意の仕方で、撮影の頼み方は撮影を頼むときの伝え方で説明しています。

6. デザインの確認

制作会社から、トップページなどのデザインの案が届きます。確かめるときは、次の点を見ます。

  • 目的に合っているか(問い合わせを増やしたいなら、問い合わせの入り口が分かりやすいか)
  • 見てほしい人に合った印象か
  • 会社のロゴや色と合っているか
  • スマートフォンでの見え方

直してほしい所は、「なんとなく違う」ではなく、どこを、なぜ直したいかを伝えます。社内の意見は担当者がまとめてから一度に伝えると、修正の回数を使い切らずに済みます。

7. 組み立てと確認

デザインが決まると、制作会社がページを組み立てます。組み上がったら、公開前の確認用のアドレスで確かめます。

確かめること見るところ
文章誤字、会社の情報の誤り、古い情報
リンク押したら正しいページに行くか
問い合わせフォーム送れるか、届くか、自動の返信が来るか
スマートフォン文字の大きさ、ボタンの押しやすさ、表示の崩れ
画像正しい写真か、荒れていないか

確認は、担当者のほかに、実際にお客様と話す人にもしてもらうと、見落としが減ります。

8. 公開と検収

確認が済んだら公開します。公開の後にも、次のことを確かめます。

  • 本番のアドレスで、全ページが表示されるか
  • 問い合わせフォームから送ったものが、社内の決まったアドレスに届くか
  • 古いサイトがあった場合、古いページのアドレスから新しいページに転送されるか

そのうえで、契約で決めた内容のとおりにできているかを確かめ、検収を済ませます。検収が済むと、支払いや著作権の移転の基準になることが多いので、期間内に確かめます。最後に、ドメイン、サーバー、管理画面の入り方などの情報を受け取り、社内の決まった場所に保管します。

期間の目安

比較サイトのPRONIアイミツの解説では、コーポレートサイトの制作期間は、30万〜50万円の価格帯で2週間〜2か月、50万〜100万円で2〜3か月が目安とされています。実際には、原稿と写真の用意、社内の確認にかかる時間で大きく変わります。期間の考え方はホームページの制作期間の目安で説明しています。

つまずきやすい所

  • 原稿が集まらない:書く人と締め切りを決めずに進め、公開が何か月も遅れる
  • 決める人が途中を見ていない:公開の直前に大きな変更が出る
  • 修正の回数を使い切る:社内の意見をまとめずに何度も伝える
  • 名義を確かめていない:ドメインやサーバーが制作会社の名義になっていた

Lapisデザインラボの制作の料金と進め方は、サービスと料金とよくある質問に載せています。

よくある質問

ホームページ制作を頼むとき、最初に何をすればよいですか。

制作会社に問い合わせる前に、ホームページの目的、必要なページの案、予算の上限、公開したい時期、社内で誰が窓口になり誰が最後に決めるかを決めておきます。これが決まっていると、見積もりが正確になり、各社の提案も比べやすくなります。完璧にまとめる必要はなく、分からない所は分からないと伝えれば、制作会社が整理を手伝ってくれます。

最初の打ち合わせでは、どんなことを聞かれますか。

会社の事業と強み、ホームページで何を増やしたいか、誰に見てほしいか、必要なページ、参考にしたいサイト、今のサイトの困りごと、原稿と写真を誰が用意するか、予算と時期、ドメインとサーバーの状況などです。答えを事前にメモしておくと、打ち合わせが短く済みます。

公開した後の「検収」とは何ですか。

納品されたものが、契約で決めた内容のとおりにできているかを発注する側が確かめ、受け取ることを認める手続きです。検収が済むと、支払いや、著作権の移転の時期の基準になることが多くあります。検収の期間を過ぎると受け取ったものとみなす契約もあるので、期間内にページとフォームを確かめます。

参考にした資料

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