ホームページの制作期間の目安|早く公開するために用意するもの

/ Lapisデザインラボ

「来月の開業に間に合わせたい」「新しい事業の発表の日までに公開したい」。ホームページには、公開したい日が決まっていることがよくあります。ところが、制作を頼んでみると、思っていたより時間がかかり、公開が遅れてしまうことも少なくありません。

ホームページの制作期間は、制作会社の作業の日数だけでは決まりません。原稿と写真の用意、社内の確認など、発注する側の作業の時間が大きく影響します。この記事では、制作期間の目安と、段階ごとにかかる日数、期間が延びる原因、決まった日までに公開するために逆算して用意するものをまとめます。

価格帯ごとの期間の目安

比較サイトのPRONIアイミツの解説では、コーポレートサイトの制作期間の目安が次のように示されています。

価格帯ページ数の目安期間の目安
30万〜50万円10〜15ページ前後2週間〜2か月
50万〜100万円20ページ前後2〜3か月
200万〜500万円30ページ以上3か月以上

LP(広告用の1枚のページ)の期間の目安は、同サイトで次のように示されています。

価格帯期間の目安
1万〜10万円1週間〜1か月程度
10万〜30万円2週間〜1か月半程度
30万〜60万円1〜2か月程度
60万〜100万円1か月半〜3か月程度

ページが多く、デザインを一から作り込むほど期間は長くなります。

段階ごとにかかる日数

制作の期間を段階に分けると、どこに時間がかかるかが見えてきます。

段階主な作業時間を左右するもの
依頼先を選ぶ問い合わせ、見積もり、比べる、契約候補の数、社内の決裁
打ち合わせと設計目的と中身を決め、ページの構成を作る決める人の都合、社内の意見
原稿と写真文章を書く、写真を用意する、撮影する書く人の時間、撮影の日程
デザイン案を作り、確かめ、直す確認する人の数、修正の回数
組み立てページを作り、スマートフォンにも合わせるページの数、機能の数
確認と公開誤りを直し、公開する確認する人の時間、ドメインの手続き

見落とされやすいのが、最初の「依頼先を選ぶ」段階です。見積もりを取って比べ、社内で決めて契約するまでに、数週間かかることもあります。制作の期間の目安には、この段階は入っていないことが多いので、別に見込んでおきます。

期間が延びる原因

  • 原稿が集まらない:書く人が本業で忙しく、締め切りを過ぎる
  • 写真が足りない:撮影の日程が決まらない、天気で延期になる
  • 確認する人が多い:意見が割れて、まとまるまでに時間がかかる
  • 決める人が最後に見る:公開の直前に大きな変更が出る
  • 後から中身が増える:途中でページや機能を足す
  • ドメインやサーバーの手続き:今のドメインの管理画面に入れない、名義の変更に時間がかかる

多くは、発注する側の準備と進め方で防げるものです。

決まった日までに公開するための逆算

公開したい日が決まっている場合は、その日から逆算して、社内の締め切りを先に決めます。

  1. 公開したい日を決める:開業日の当日ではなく、少し前(開業日の1〜2週間前など)を目標にすると、案内の配布や取材に間に合う
  2. 確認と公開の期間を取る:公開の前の確認と修正に、1〜2週間ほど見ておく
  3. 制作会社の作業の期間を聞く:デザインと組み立てに何週間かかるかを、見積もりの段階で聞く
  4. 原稿と写真の締め切りを決める:制作会社がデザインを始めるまでに揃える
  5. 依頼先を決める日を決める:見積もりと比べる期間を入れる

この順で並べると、「いつまでに依頼先を決めなければならないか」「いつまでに原稿を書き終えなければならないか」が分かります。

早く公開するために用意するもの

用意するもの早くなる理由
目的とページの案打ち合わせの回数が減る
会社の情報(会社概要、沿革、連絡先)事実の確認に時間がかからない
ロゴのデータデザインをすぐに始められる
写真撮影の日程を待たずに済む
原稿の下書き制作会社が書き直すだけで済む
ドメインとサーバーの管理画面の情報公開の手続きで止まらない
決める人の予定確認の日を先に押さえられる

ロゴのデータは、ホームページや印刷に使える形で手元にあるかを確かめておきます(ロゴのデータの形式)。原稿の書き方はホームページの原稿の用意の仕方で説明しています。

逆算の例

たとえば、数ページの会社のホームページを、ある月の1日に公開したい場合を考えます。制作会社から、デザインと組み立てに4週間ほどかかると聞いたとします。

  • 公開の前の確認と修正に2週間を取ると、組み立てが終わっていなければならないのは、公開の日の2週間前です
  • デザインと組み立ての4週間を足すと、制作会社が作業を始めるのは、公開の日の6週間前です
  • 制作会社が作業を始めるまでに原稿と写真を揃えるとすると、原稿を書く期間として2〜3週間は欲しいので、原稿を書き始めるのは公開の日の2か月ほど前です
  • 依頼先を探し、見積もりを比べ、契約するのに2〜3週間かかるとすると、動き始めるのは公開の日の2か月半から3か月ほど前になります

実際の日数は、ページの数や制作会社の混み具合、社内の決裁の早さで変わります。大切なのは、制作会社の作業の日数だけでなく、自社の作業の日数も数に入れることです。

制作会社と進み具合を共有する

期間を守るには、制作会社と進み具合を同じ表で共有するのが効果的です。段階ごとの締め切りと、誰が何をするかを一覧にし、週に一度など決まった日に確かめます。遅れが出たら、早めに伝え合い、公開の日を動かすか、公開の時点で載せるページを減らすかを決めます。遅れを最後まで言い出せずにいると、公開の直前に慌てることになり、確認が不十分なまま公開してしまうおそれがあります。

まず小さく公開する

どうしても間に合わない場合は、ページを絞って先に公開し、残りを後から足す方法があります。

  • 最初は、トップ、事業・サービス、会社概要、問い合わせだけで公開する
  • 事例、採用、お知らせなどのページは、公開の後に足す
  • 写真が揃わないページは、揃ってから差し替える

ただし、後から足すページの費用と時期も、最初の見積もりの段階で決めておきます。「後で足す」が、そのまま何年も足されないこともあるからです。

急ぎで頼むときの注意

短い期間での制作を頼むと、次のようなことが起きやすくなります。

  • 急ぎの料金が上乗せされる
  • 修正の回数が少なくなる
  • デザインが型に近くなる
  • 確認の期間が短く、公開の後に誤りが見つかる

急ぎで頼む場合は、何を優先し、何を後回しにするかを制作会社と先に決めておきます。特に、会社の情報と問い合わせフォームは、急いでいても公開の前に必ず確かめます。

開業の前に準備するときの注意

開業の前は、店舗や事務所の準備、届け出、仕入れ、採用など、やることが重なります。ホームページの原稿は後回しにされがちです。

  • 開業日が決まったら、すぐに依頼先を探し始める
  • 原稿は、開業の準備と並行して少しずつ書く
  • 住所や電話番号など、開業の直前に決まる情報は、決まった時点ですぐ伝える
  • ドメインは、会社の設立の前でも取れるものがある(会社のドメインの取り方)

流れ全体はホームページ制作を頼むときの流れで説明しています。

Lapisデザインラボの制作の料金と進め方は、サービスと料金とよくある質問に載せています。

よくある質問

ホームページの制作期間はどのくらいですか。

比較サイトのPRONIアイミツの解説では、コーポレートサイトで30万〜50万円の価格帯なら2週間〜2か月、50万〜100万円なら2〜3か月、200万〜500万円なら3か月以上が目安とされています。LPは、10万〜30万円で2週間〜1か月半程度、30万〜60万円で1〜2か月程度が目安です。実際の期間は、原稿と写真の用意、社内の確認にかかる時間で大きく変わります。

開業日までにホームページを間に合わせるには、いつから準備すればよいですか。

公開したい日から逆算します。制作会社の作業の期間に加えて、依頼先を選ぶ期間、原稿と写真を用意する期間、社内の確認の期間、公開の前の確認の期間が要ります。数ページの小さなサイトでも、依頼先を選ぶところから数えると2か月から3か月ほど前には動き始めると余裕があります。開業の前は準備が重なるので、原稿は早めに書き始めます。

ホームページの制作が遅れる、いちばんの原因は何ですか。

多いのは、発注する側の原稿と写真の用意、社内の確認の遅れです。制作会社の作業よりも、原稿を書く時間や、確認する人の意見をまとめる時間の方がかかることがよくあります。公開の直前に決める人が初めて見て大きな変更が出る、というのもよくある遅れの原因です。

参考にした資料

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