LP制作の相場|1枚の中身と費用の差が出るところ
広告を出すことになり、「広告の飛び先にLPを作りましょう」と言われた。見積もりを取ってみると、数万円のところもあれば、数十万円のところもある。1枚のページなのに、なぜこんなに差があるのか。LPの費用は、ホームページ以上に中身が見えにくいものです。
この記事では、LP(ランディングページ)の制作費用の相場を、価格帯ごとにできることと期間の目安で整理します。費用の差が出るところ、作った後にかかる費用、見積もりで確かめることもまとめました。金額は比較サイトが公表している目安で、実際の金額は依頼の内容と依頼先によって変わります。
LPとは何か
Google 広告のヘルプでは、ランディング ページを「広告をクリックしたユーザーに表示されるウェブページ」と説明しています。ふだん「LPを作る」と言うときは、その中でも、広告から来た人に1つの商品やサービスの申し込みや問い合わせをしてもらうために作る、縦に長い1枚のページを指すことがほとんどです。ホームページとの違いはLPとホームページの違いで説明しています。
価格帯ごとの目安
比較サイトのPRONIアイミツは、同サイトの取引データ(2020年1月〜2025年9月)から、LP制作の平均費用を40万円、中央値を30万円としています。価格帯ごとの目安は次のとおりです。
| 価格帯 | できることの目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 1万〜10万円 | デザインと組み立てだけの簡易な構成。構成の設計や原稿は自社で用意 | 1週間〜1か月程度 |
| 10万〜30万円 | 独自のデザイン。構成の設計や原稿は自社で用意 | 2週間〜1か月半程度 |
| 30万〜60万円 | 独自のデザイン。競合の調査をもとに、広告での集客を前提に設計 | 1〜2か月程度 |
| 60万〜100万円 | 作り込んだ独自のデザイン。要件の整理や情報の設計から対応し、更新や運用まで想定 | 1か月半〜3か月程度 |
同サイトでは、最も依頼が多かったのは30万円帯で、この価格帯から構成の設計や文章の作成が加わり、問い合わせを取ることを意識した設計になるとされています。広告の運用の代行も合わせて頼む場合は、60万円以上を想定するよう書かれています。
依頼先別の目安
| 依頼先 | 費用の目安 |
|---|---|
| フリーランス | 1万〜30万円程度 |
| 中小規模の制作会社 | 30万〜100万円程度 |
| 大手の制作会社 | 60万〜100万円程度(それ以上になることも) |
同じ依頼先の種類でも、得意なことと、どこまでを引き受けるかは人や会社によって違います。
1枚のLPの中身
LPは1枚ですが、中には次のような部分があります。
| 部分 | 中身 |
|---|---|
| 最初の画面 | 広告と同じ約束を一言で。誰の、何の悩みを解決するか |
| 悩みへの共感 | 読む人が「自分のことだ」と思える困りごと |
| 解決の方法 | 商品やサービスの中身、ほかとの違い |
| 裏付け | 事例、数字、資格、手順など、信じてもらうための材料 |
| 料金と流れ | いくらで、どう進むか |
| よくある質問 | 申し込み前の不安への答え |
| 申し込み | フォームや電話の案内。ページの途中にも置く |
| 会社の情報 | 誰が売っているか |
この順番と中身をどう組み立てるかが、LPの費用の中心です。
費用の差が出るところ
- 構成と文章を誰が作るか:自社で用意すれば安く、制作会社に頼めば上がる。広告から来た人を申し込みまで運ぶ文章は、作り込むほど手間がかかります
- デザイン:型を使うか、一から作るか。PRONIアイミツの解説では、制作費の3分の1〜2分の1をデザイン費が占めることも珍しくないとされています
- 画像と撮影:素材の写真か、撮影するか。図解やイラストを作るか
- フォーム:申し込みのフォームを作るか、外部のサービスを使うか。自動返信や、入力の途中でやめにくい工夫
- スマートフォンへの対応:広告から来る人の多くはスマートフォンで見るため、スマートフォンでの見え方を作り込むほど手間が増えます
- 計測の準備:広告から何人来て、何人が申し込んだかを見られるようにする設定
- 修正の回数:公開前の修正、公開後の差し替えを何回まで含むか
作った後にかかる費用
LPは、作ったら終わりではありません。広告の結果を見て、見出しや画像を差し替えて比べることで、申し込みが増えていきます。
- 広告費(広告の媒体に払う費用)
- 広告の運用を頼むなら、その手数料
- 見出しや画像の差し替えの費用
- サーバーとドメインの費用(ホームページと同じ場所に置くなら追加はほとんど無い)
広告の費用の考え方は広告運用代行の費用相場で説明しています。
頼む前に自社で決めておくこと
LPの費用と出来は、頼む前の準備で大きく変わります。次のことを決めてから相談すると、見積もりが正確になり、やり直しも減ります。
- 誰に向けるか:年齢や立場だけでなく、どんな悩みを持ち、どんな言葉で検索しているか
- 何をしてほしいか:問い合わせか、資料の請求か、予約か、購入か。1つに絞る
- どの広告から来るか:検索の広告か、SNSの広告か。検索から来る人は答えを探していて、SNSから来る人はまだ悩みに気づいていないことがあります。どちらかで、ページの書き出しが変わります
- 使える材料:事例、お客様の数、資格、写真、よく聞かれる質問と答え。載せてよいかも確かめておく
- 申し込みの後の流れ:申し込みが来たら誰が、何日以内に連絡するか
特に最後の点は見落とされがちです。LPで申し込みが増えても、返事が遅ければ成果につながりません。
公開した後に差し替えて比べる
LPは、公開した時点が出発点です。広告の結果を見ながら、次のような所を差し替えて比べると、申し込みの割合が変わることがあります。
- 最初の画面の見出しと画像
- 申し込みのボタンの文言と位置
- 料金の見せ方
- よくある質問の中身と順番
差し替えのたびに費用がかかる契約だと、比べるのをためらってしまいます。見積もりの段階で、公開後の差し替えをどう頼めるかを確かめておきます。
ホームページの中に作るか、別に作るか
LPは、会社のホームページの中の1ページとして作ることも、別のドメインや別のサービスの上に作ることもできます。ホームページの中に作れば、サーバーやドメインの費用は増えず、会社の情報とのつながりも伝わりやすくなります。別に作る場合は、置き場所と名義、費用を誰が持つかを確かめておきます。
見積もりで確かめること
- 構成と文章の作成は含まれているか。自社で用意するなら、どこまでか
- デザインは型か、一から作るか
- 撮影や画像の作成は含まれているか
- フォームは作るのか、外部のサービスを使うのか
- 公開前と公開後の修正は何回まで含むか
- 置き場所(サーバーとドメイン)は自社の名義か
- デザインと文章の著作権の扱い
安く作るときの注意
型を使った安いLPでも、広告から来た人に合った中身が書かれていれば、成果が出ることはあります。反対に、見た目がきれいでも、広告の約束とページの中身がずれていれば、申し込みは増えません。安く作る場合は、構成と文章を自社でしっかり用意することが前提になります。売りたい商品のことを一番よく知っているのは自社です。
Lapisデザインラボの LP の料金は、サービスと料金に載せています。
よくある質問
LP制作の費用の相場はいくらですか。
比較サイトのPRONIアイミツは、同サイトの取引データ(2020年1月〜2025年9月)から、LP制作の平均費用を40万円、中央値を30万円としています。型を使った簡易なLPなら10万円以下、独自のデザインなら10万〜30万円、広告での集客を前提に構成や文章から作り込むなら30万円以上が目安とされています。
LPの制作期間はどのくらいですか。
PRONIアイミツの解説では、1万〜10万円の簡易なもので1週間〜1か月程度、10万〜30万円で2週間〜1か月半程度、30万〜60万円で1〜2か月程度、60万〜100万円で1か月半〜3か月程度が目安とされています。構成と原稿を誰が用意するか、確認に何人が関わるかで変わります。
LPは1枚なのに、なぜ数十万円もかかるのですか。
LPは、広告から来た人に申し込みまで進んでもらうために、誰に何をどの順で伝えるかという構成と文章を作り込むページだからです。1枚でも縦に長く、見出し、説明、事例、よくある質問、申し込みのフォームまでを1つの流れとして組み立てます。PRONIアイミツの解説では、制作費の3分の1〜2分の1をデザイン費が占めることも珍しくないとされています。