ホームページの公開後にやること|最初の3か月の更新と確認

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ホームページが公開されると、ひと区切りついたように感じます。けれども、サイトの管理が本当に始まるのは公開した日からです。公開の直後は、確認用の設定の消し忘れや、フォームの届く先の誤りなど、制作中には気付きにくい問題が表に出やすい時期でもあります。

この記事では、ホームページを公開した後にやることを、公開当日・最初の1週間・1か月以内・3か月までの4つの時期に分けて整理します。公開のお知らせの出し先と文例、制作会社から受け取っておくもの、更新を続けるための決めごとまで、公開したばかりの会社がそのまま使える形にしました。

公開前の確認はホームページの検収で確かめることの記事にチェックリストがあります。ここでは、その後の時期の話をします。

時期ごとにやることの一覧

時期やること担当の目安
公開当日表示・フォーム・設定の最終の確認制作会社と社内の担当
最初の1週間取引先・お客様への公開のお知らせ、入口の差し替え社内の担当
1か月以内ログイン情報と納品物の受け取り、不具合のまとめ社内の担当と制作会社
3か月まで更新の担当と頻度を決め、最初の更新をする社内の担当

公開当日に確かめること

公開の作業が終わったら、その日のうちに次を確かめます。公開前の確認環境では問題が無くても、本番の環境に移したときに設定が変わることがあるためです。

  1. 本番のアドレスで全ページが開くか: パソコンとスマートフォンの両方で開く
  2. https で開き、警告が出ないか: アドレスの横に「保護されていない通信」などが出ていないか
  3. フォームが届くか: 実際に送信し、受け取る側の受信箱と迷惑メールのフォルダ、送った側の自動返信まで確かめる
  4. 検索を止める設定が外れているか: 制作中に付けた「noindex」(検索結果に出さない指定)が残っていないか。WordPressでは、表示設定の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」の印を外す
  5. 古いサイトからの転送: リニューアルの場合、古いページのアドレスを開いて、新しいページへ移るか
  6. SNSで共有したときの見え方: URLを共有したときに、題名と画像が意図どおりに出るか(OGPという設定で決まる)
  7. ファビコン: ブラウザのタブに会社の印が出ているか

4番の消し忘れは、気付かないまま何か月もたつことがある事故です。WordPressの公式の解説では、この設定に印を付けると、ページに検索エンジン向けの「noindex」の指定が出力されるとされています。ファビコンの作り方はファビコンの作り方とサイズの記事にまとめています。

アクセス解析などの外部のサービスを使う場合は、タグが入っているかと、そのアカウントの持ち主が自社になっているかもこの日に確かめます。解析のタグを使うサイトでは、外部への送信についての表示が必要になる場合もあります。詳しくは外部送信の公表の記事をご覧ください。

最初の1週間:公開を知らせる

ホームページは、公開しただけでは見に来る人がほとんどいません。会社がすでに持っている接点から、新しいサイトへの入口を作ります。

知らせる先・差し替える場所やること
取引先・お客様メールで公開を知らせる
名刺・封筒・会社案内次の印刷のときにアドレスを入れる
社員のメールの署名サイトのアドレスを入れる
会社のSNS公開の投稿をし、プロフィールのリンクを差し替える
Googleマップの会社の情報ウェブサイトの欄に新しいアドレスを入れる
業界団体・商工会などの名簿掲載しているアドレスの変更を届け出る
求人の媒体会社の紹介欄のアドレスを差し替える

取引先へのお知らせの文例です。【 】の中を自社の内容に置き換えて使えます。

件名:ホームページ公開のお知らせ(【会社名】)

いつもお世話になっております。【会社名】の【氏名】です。

このたび、当社のホームページを【公開しました/新しくしました】のでお知らせいたします。

【新しいサイトのアドレス】

【事業の内容・サービスの一覧・お問い合わせの窓口】などを掲載しております。お手すきの際にご覧いただけましたら幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

リニューアルの場合は、サイトの中のお知らせ欄にも「ホームページを新しくしました」と載せておくと、久しぶりに訪れた人が迷いません。

1か月以内:受け取るものと不具合のまとめ

公開から1か月ほどの間に、制作会社から受け取るものを揃えます。担当者が替わってから「ログインの方法が分からない」とならないためです。

  • 管理画面のログイン情報(自社の担当者のIDで入れるか)
  • ドメインとサーバーの契約先、名義、期限
  • アクセス解析など外部のサービスのアカウント
  • 更新の手順書
  • 元のデザインのデータ、写真の素材と使用の条件

あわせて、公開後に見つかった不具合を一覧にして制作会社に伝えます。契約に公開後の不具合の対応期間が決まっていれば、その期間のうちにまとめて伝えるのが確実です。Googleのサーチコンソール(自社のサイトの検索での状態を確かめる無料のサービス)を使う予定があれば、この時期に自社のアカウントで登録しておきます。

3か月まで:更新の習慣を作る

公開から3か月の間に、更新の担当と頻度を決め、最初の更新を実際にやってみます。決めないまま過ごすと、お知らせ欄が公開した日のまま止まりがちです。

決めること例
誰が更新するかお知らせは総務、商品の情報は営業、など担当を分ける
何をどのくらいの頻度でお知らせは月1回、料金の見直しは年1回
自社でやる範囲と頼む範囲文章の差し替えは自社、ページの追加は制作会社
定期の確認月に1回、フォームから試しに送ってみる

自社で更新できる形にするための考え方は、ホームページを自分で更新できるようにするにはの記事にまとめています。

公開後によくあるつまずき

  • お知らせ欄が公開の日のまま止まる: 担当と頻度を決めていないと起きやすくなります。更新できないなら、無理に続けるより欄の置き場所を見直します
  • フォームの通知を誰も見ていない: 届く先が制作中の確認用のアドレスのままになっていることがあります
  • 保守の範囲があいまい: 公開後の更新や不具合の対応がどこまで無料で、どこから費用がかかるのかを、書面で確かめておきます。保守の契約で何を頼めるかは保守契約に含まれるものの記事をご覧ください

まとめ

公開当日は設定と経路の確認、最初の1週間は公開のお知らせ、1か月以内は受け取るものの整理、3か月までは更新の習慣作り。この順で進めれば、公開した直後の慌ただしさの中でも漏れなく片付きます。3か月を過ぎたら、半年から1年に1回の定期の点検に切り替えます。

Lapisデザインラボでは、公開後の管理と更新を月額のサイト保守でお引き受けしています。内容はサイト保守・更新をご覧ください。

よくある質問

ホームページを公開したら、すぐに検索に出ますか。

すぐに出るとは限りません。検索の仕組みがページを見つけて登録するまでには時間がかかります。公開後は、検索に出ないよう止める設定(noindex)が残っていないかを確かめたうえで、名刺やメールの署名、SNSなどからサイトへの入口を増やしておきます。

ホームページの公開のお知らせは、どこに出せばよいですか。

取引先へのメール、名刺、メールの署名、会社のSNS、Googleマップの会社の情報のウェブサイトの欄が主な場所です。リニューアルの場合は、古いアドレスをブックマークしている人のために、サイトの中でも新しくなったことを知らせます。

公開した後、制作会社から受け取っておくものは何ですか。

管理画面のログイン情報、ドメインとサーバーの契約の情報、使っている外部のサービスのアカウント、更新の手順書、元のデザインのデータなど、契約で決めた納品物です。公開後の不具合の対応期間と、その後の保守の窓口も書面で確かめておきます。

参考にした資料

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