自社のホームページを点検する項目の一覧|表示・情報・問い合わせ

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ホームページは、公開した日がいちばん正しい状態です。その後、住所や電話番号が変わる、料金を改める、担当者が替わる、仕組みの更新が止まる、といったことが重なり、気付かないうちに古い情報や不具合が増えていきます。

この記事では、公開して時間がたった自社のホームページを自社で点検するための項目を、表示・載せている情報・問い合わせ・法令の表示・管理・検索やSNSでの見え方の6つに分けて一覧にしました。年に1〜2回の見直しや、担当者が替わったときの診断にそのまま使えます。

公開前の確認(検収)については、ホームページの検収で確かめることの記事にチェックリストがあります。こちらは、公開後に定期的に見直すための一覧です。

点検の進め方

点検は、1人で全部を見るより、項目ごとに担当を分けたほうが漏れが減ります。

  1. この記事の表を印刷するか、表計算に写し、項目ごとに担当を決める
  2. パソコンとスマートフォンの両方を用意する
  3. 項目ごとに「問題なし・要修正・分からない」を付ける
  4. 要修正と分からないものを一覧にし、最後の「優先順位」の考え方で並べ替える
  5. 自社で直すものと、制作会社や保守の担当に頼むものに分ける

「分からない」が付いた項目は、そのままにせず、誰が分かるのかを確かめるところまでを点検に含めます。

1. 表示の点検

確かめること見方
警告が出ていないかアドレスが https で始まり、「保護されていない通信」などの表示が出ていないか
スマートフォンで崩れていないか文字が拡大しなくても読めるか、横にはみ出していないか
画像が表示されるか写真やロゴが欠けていないか、荒れていないか
リンク切れが無いかメニューと本文のリンクを押して、正しいページが開くか
存在しないページの表示でたらめなアドレスを開いて、案内のページが出るか
動かなくなった部品地図・動画・SNSの埋め込みが表示されるか

リンクの数が多いサイトでは、W3C(ウェブの標準を定める団体)の「Link Checker」のような、リンク切れを一覧にする無料のツールも使えます。警告の表示についてはSSL(https)とはの記事、スマートフォンの確かめ方はスマホ対応の確かめ方と直し方の記事で詳しく説明しています。

2. 載せている情報の点検

公開後に古くなりやすいのが、この項目です。

確かめること照らし合わせる先
会社名・住所・電話番号・代表者登記の内容、今の名刺
営業時間・定休日今の営業の実態、年末年始などの案内
料金・商品・サービスの内容社内で今使っている料金表や資料
地図の場所実際の所在地。移転していないか
社員やスタッフの紹介退職した人が載っていないか
お知らせ・ブログの最終更新最後の投稿が何年も前で止まっていないか
年の表記フッターの年、「〇〇年度」の案内が古いままでないか
採用情報募集を終えた求人が載ったままでないか

お知らせの最後の日付が何年も前だと、見た人に「この会社は今も営業しているのか」と思われることがあります。更新を続けられないなら、お知らせの欄そのものを目立たない場所に移すのも一つの方法です。

3. 問い合わせの点検

問い合わせの経路は、壊れていても会社の側からは気付きにくい部分です。

確かめること見方
フォームから送れるか実際に入力して送信まで進める。スマートフォンでも試す
フォームのメールが届くか受け取る側の受信箱と迷惑メールのフォルダを見る
自動返信が届くか送った側のアドレスに確認のメールが届くか、文面が今の内容か
受け取る人が今もいるか届く先が退職者や使っていないアドレスになっていないか
電話番号が押せるかスマートフォンで押して、電話がかけられるか
メールアドレスが正しいか載せているアドレスに実際に届くか

フォームのメールが届かないときの原因と直し方は、問い合わせフォームのメールが届かないときの記事にまとめています。

4. 法令の表示の点検

サイトの内容によって、載せておくべき表示があります。

確かめること必要になる場面
プライバシーポリシーフォームなどで名前や連絡先を受け取る場合。内容が今の扱いと合っているか
特定商取引法に基づく表記サイトから商品やサービスを申し込める場合
外部への送信の公表一定の電気通信事業を営むサイトで、解析などのタグを使っている場合
写真・イラスト・フォントの使用の条件使用期限のある素材や、条件付きの素材を使っている場合

フォームで個人情報を受け取るのにプライバシーポリシーが無い、あるいは何年も前のひな形のまま、というサイトは少なくありません。載せる項目はプライバシーポリシーの書き方の記事で説明しています。申し込みを受けるサイトでは、特定商取引法に基づく表記の項目が今の販売条件と合っているかも見直します。

5. 管理の点検

ここは画面を見ても分からないため、契約書や管理画面で確かめます。

  • ドメインとサーバーの契約先、名義、期限が一覧になっているか
  • 更新の案内メールが、会社で受けられるアドレスに届くか
  • サイトの管理画面に、自社の担当者のIDで入れるか
  • 退職者のIDが残っていないか
  • サイトのバックアップが取られていて、戻し方が分かるか
  • WordPressなどの仕組みと部品の更新が、最後にいつ行われたか
  • 制作会社や保守の担当の連絡先が、今も通じるか

6. 検索やSNSでの見え方の点検

表示の順位を測るのではなく、検索結果やSNSで自社のページが正しく見えるかを確かめる項目です。

確かめること見方
検索に出ないよう止める設定が残っていないかページの裏側に「noindex」の指定が無いか。WordPressでは、表示設定の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」に印が付いていないか
ページの題名ブラウザのタブに出る題名が、ページごとに内容と合っているか
SNSで共有したときの見え方URLを共有したとき、題名と画像が意図どおりに出るか(OGPという設定で決まる)
ファビコンブラウザのタブに会社の印が出ているか

noindexは、検索の仕組みに「このページを検索結果に出さないで」と伝える指定です。公開前の確認用に付けたまま外し忘れる、という事故が起きやすい設定です。

直す優先順位

点検で見つかった問題は、次の順で片付けると影響の大きいものから直せます。

  1. 問い合わせを取りこぼすもの: フォームが届かない、警告の画面が出る、連絡先が間違っている
  2. 法令の表示: 必要な表示が無い、内容が古い
  3. 管理の穴: 名義が自社でない、ログインできない、期限が近い
  4. 古い情報: 料金、営業時間、スタッフ、採用情報
  5. 見た目の問題: スマートフォンでの崩れ、画像の荒れ、リンク切れ

まとめ

ホームページの点検は、表示・情報・問い合わせ・法令の表示・管理・見え方の6つに分けると、漏れなく進められます。特に問い合わせの経路と載せている情報は、公開後に静かに古くなるため、定期的に実際に送ってみること、社内で今使っている資料と照らし合わせることが大切です。

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よくある質問

ホームページの点検はどのくらいの頻度で行えばよいですか。

問い合わせフォームの送信の確認は月に1回、載せている情報と表示の確認は半年から1年に1回が目安です。会社の住所や料金、営業時間が変わったときは、その時点で該当するページを見直します。

点検はパソコンだけで行えばよいですか。

スマートフォンでも必ず見てください。パソコンでは問題が無くても、スマートフォンでは文字が小さい、表がはみ出す、フォームが送れないといった問題が起きていることがあります。

点検で問題が見つかったら、どこから直せばよいですか。

問い合わせが届かない、警告が出る、間違った連絡先が載っている、といった問い合わせを取りこぼす問題から先に直します。次に法令の表示、その次に古い情報や見た目の問題の順で進めると、影響の大きいものから片付きます。

参考にした資料

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