ホームページのリンク切れの見つけ方と直し方
サイトを公開してから時間が経つと、ページ内のリンクをクリックしても目的のページに進めない「リンク切れ」が増えていきます。訪れた人が途中で詰まってしまうと、問い合わせや資料請求に進んでもらえる機会を失うことにつながります。
この記事では、リンク切れが起きる理由、見つける方法、直し方、制作会社に頼む範囲をまとめます。
リンク切れが起きる主な理由
- 自社サイト内のページを削除・移動した:キャンペーンページや古いお知らせを削除したとき、ほかのページから張っていたリンクが取り残される
- ファイル名やURLの構造を変えた:リニューアルでアドレスが変わると、古いリンクのまま残っている部分がリンク切れになる
- 外部サイトへのリンク先が閉鎖・移転した:参考資料や取引先サイトへのリンクが、相手側の都合で切れる
- 画像や資料ファイルを差し替えた際、ファイル名を変えた:ダウンロード用の資料や画像へのリンクが切れる
自社の操作で起きる場合と、相手先の事情で起きる場合があり、対応の仕方も変わります。
見つける方法
| 方法 | 向いているサイト | 特徴 |
|---|---|---|
| 手でページを巡回する | ページ数が少ないサイト | 追加の準備なしでできるが、見落としやすい |
| 無料のリンクチェッカーを使う | 中規模までのサイト | サイト内を自動で巡回し、リンク切れの一覧を出せる |
| 制作会社に定期チェックを依頼する | ページ数が多い、更新頻度が高いサイト | ログインが必要なページや、表示を切り替える部分も含めて確認できる場合がある |
無料のチェッカーを使う場合は、サイト全体のURLを登録して巡回させ、エラーが返ってきたページの一覧を確認します。サイトの構成によっては、チェッカーが読み取れないページ(ログイン後のみ表示される、スクロールで追加表示されるなど)が抜け落ちることがあるため、重要なページは手でも確認しておくと安心です。
直し方
- リンク切れの一覧を作る:どのページの、どのリンクが切れているかを整理します
- リンク先がどうなったかを確かめる:ページが移動しただけなら新しいURLに張り替え、削除されていれば代わりのページを探します
- リンク元を修正する:該当のページを開き、リンクのURLを直す、または文章自体を見直します
- 直したあとに再確認する:修正後、実際にクリックして目的のページに進めるかを確認します
自社サイト内のリンク切れは、ページを削除・移動する前に「このページにリンクしている場所はないか」を確認してから作業すると、そもそも発生を防ぎやすくなります。
外部サイトへのリンクが切れたときの対応
外部サイトへのリンクが切れた場合、相手先のページが復旧するのを待つことはできません。次のいずれかで対応します。
- リンクを削除し、文章だけで説明する形に変える
- 同じ内容が載っている別のページ(相手先の別のURL、または別の資料)に張り替える
- そのリンクが載っていた理由が薄れている場合は、文章自体を見直す
出典として重要な情報であれば、リンク切れのまま放置せず、代わりの出典を探すか、記載自体を見直します。
制作会社に頼む範囲
リンク切れの対応を制作会社に依頼する場合、次のような範囲で分担を決めておくと、都度の確認がスムーズになります。
| 頼む内容 | 向いている運用 |
|---|---|
| 定期的な巡回チェックのみ | 月次・四半期ごとに結果の報告を受け、直す判断は自社で行う |
| チェックと修正の両方 | 発見から修正まで依頼し、報告だけ受け取る |
| 都度対応 | リンク切れを見つけたときだけ連絡して直してもらう |
更新頻度が高いサイトでは、定期チェックを運用保守の契約に含めておくと、気づかないうちにリンク切れが増える事態を防ぎやすくなります。
再発防止の運用ルール
- ページを削除・移動する前に、リンク元を確認する手順を社内で決めておく
- 外部サイトへのリンクは、できるだけ公式サイトのトップページやカテゴリーページなど、構成が変わりにくい場所に張る
- 定期チェックの結果を、担当者だけでなく更新作業をする全員が見られるようにしておく
リンク切れが見つかったときの優先順位
サイト全体でリンク切れが複数見つかった場合、すべてを一度に直そうとすると時間がかかります。次の優先順位で対応すると、影響の大きいものから片付けられます。
| 優先度 | 対象 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | トップページ・料金ページ・問い合わせページからのリンク | 訪れた人の動きが多く、離脱の影響が大きい |
| 中 | 各ページ本文中の内部リンク | 読み進める途中で詰まる |
| 低 | 古いお知らせ・更新頻度の低いページからのリンク | 訪問自体が少なく、影響が限られる |
アクセスの多いページから優先して確認すると、限られた時間でも効果の大きい部分から直せます。
関連ページとの違い
サイトを作り直す(リニューアルする)タイミングでURL自体が変わる場合は、リンク切れの都度修正とは別に、転送の設定をまとめて行う必要があります。日常的に発生する個別のリンク切れと、リニューアル時にまとめて発生するURL変更は、対応の規模が異なるため、分けて考えておくと準備がしやすくなります。
社内の更新担当が複数いる場合の運用
サイトの更新を複数の担当者が分担している会社では、ある担当者が削除したページに、別の担当者が張ったリンクが残っていることがあります。このようなすれ違いを防ぐには、次のような運用が役立ちます。
- ページを削除・移動する前に、社内のチャットやメモで共有する:他の担当者が同じページにリンクしていないかを確認する機会を作ります
- よくリンクされるページ(会社概要、料金ページなど)のURLを変えない方針にする:やむを得ず変える場合は、変更後に全ページを一度確認する工程を入れます
- 更新履歴を簡単に残す:いつ、どのページを削除・移動したかを記録しておくと、リンク切れが見つかったときに原因を調べやすくなります
小規模なサイトであれば、更新担当者間で一声かけるだけでも十分な場合がありますが、担当者が多い、更新頻度が高いサイトでは、簡単なルールを文書化しておくほうが、属人的な確認に頼らずに済みます。
まとめ
- リンク切れは、自社の削除・移動と、外部サイトの閉鎖・移転の両方で起きる
- 見つける方法は、サイトの規模に応じて手での確認と無料チェッカー、制作会社の定期チェックを組み合わせる
- 直すときは、リンク先の状況を確認してから張り替え、文章自体の見直しも検討する
- 定期チェックを運用保守の範囲に含めておくと、再発に気づきやすくなる
保守・更新の月額サービスで引き受ける作業の範囲は、運用・集客サポートで確認できます。
よくある質問
リンク切れを放っておくと、どんな問題がありますか。
訪れた人が目的のページに進めず、途中で離脱してしまいます。問い合わせフォームや料金ページへのリンクが切れていると、相談につながるはずの訪問が失われることになります。
無料のチェッカーだけで十分ですか。
ページ数が少ないサイトであれば、無料のリンクチェッカーで全体を巡回できます。ページ数が多い、ログインが必要なページがある、JavaScriptで表示を切り替えている部分があるといった場合は、見落としが出やすいため、制作会社による定期チェックと組み合わせるほうが確実です。
外部サイトへのリンクが切れた場合はどうすればよいですか。
リンク先が閉鎖・移転していることがあり、自社では直せません。該当のリンクを削除するか、同じ情報が載っている別のページに張り替えるか、リンクそのものをやめて文章で説明する形に変えるかを選びます。