料金ページの作り方|料金表の見せ方と税込の表示

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ホームページを見に来た人の多くが、どこかの時点で「で、いくらなのか」を探します。料金が見つからないと、問い合わせる前に比べるのをやめてしまう人もいます。一方で、内容によって料金が大きく変わる仕事では、「載せたくても載せにくい」と感じる経営者も多いでしょう。

この記事では、ホームページに料金を載せるかどうかの決め方と、載せるときの料金表の形を説明します。料金表の4つの型、表の列と行の決め方、スマートフォンでの見せ方、税込の書き方の例、「〜から」や割引の書き方の注意、料金を変えるときの手順までまとめました。

サービス紹介のページの中で料金の段をどう置くかはサービス紹介ページの書き方で扱っています。ここでは、料金を独立したページや表として見せるときの作り方に絞ります。

料金を載せるかどうかの決め方

料金を載せるかどうかは、料金の決まり方で考えます。

料金の決まり方載せ方の方向例
ほぼ決まっている一覧の表で全部載せる美容室のメニュー、教室の月謝、点検の料金
少しの条件で変わる基本の額と、変わる条件を載せる部屋の広さで変わる清掃、人数で変わる研修
大きく変わる代表的な例の額と、額が変わる要素を載せるリフォーム、システムの開発、デザインの制作
個別にしか出せない額は載せず、決まる要素と見積もりの流れを載せる規模も中身も毎回違う工事や業務

迷ったら、目安だけでも載せるほうに寄せます。料金を載せると、予算が合わない問い合わせが減り、問い合わせてくる人は額を知ったうえで来るので、話が早く進みます。載せない場合も、「料金が決まる要素」と「見積もりまでの流れと日数」を書いておくと、読む人は次に何をすればよいかが分かります。

料金表の4つの型

料金の中身に合わせて、表の型を選びます。

型形向いている料金
一覧メニューと料金を縦に並べる品目が多く、それぞれの額が決まっている
プランの比較2〜4つのプランを横に並べ、含まれるものに印を付ける内容の違う段階的なプランがある
基本料金と追加基本の額と、追加の項目ごとの額を分ける条件やオプションで額が変わる
事例で示す「〇〇の場合 〇円」と、代表的な例を並べる毎回内容が変わるが、よくある形がある

プランの比較の表では、プランの数を増やしすぎないことが大切です。選択肢が多すぎると、違いが分からず選べなくなります。いちばん選ばれているプランが分かるように、目印を付けておくのもよい方法です。

表の列と行の決め方

料金表は、次の順で組み立てます。

  1. 行(何の料金か)を決める:メニュー、プラン、作業の名前。読む人が使う言葉で書く
  2. 列(何を比べるか)を決める:料金、時間、回数、含まれるもの
  3. 料金の単位をそろえる:「1回」「1か月」「1時間」「1平方メートル」など、単位を列の見出しか各行に書く
  4. 含まれるものと、含まれないものを書く:表の下に注記としてまとめる
  5. 条件を書く:最低の契約期間、キャンセルの扱い、出張の範囲、支払いの方法

良い例と悪い例

  • 悪い例:「基本料金 30,000円〜」とだけ書き、何が含まれ、何で上がるのかが書かれていない
  • 良い例:「基本料金 33,000円(税込)。2時間までの作業と、市内への出張を含みます。2時間を超える場合は、30分ごとに5,500円(税込)。材料費は別にかかります」

※ 金額は書き方を示すための例です。

良い例は、読む人が「自分の場合はいくらになるか」を計算できます。これが料金表の目標です。

スマートフォンでの見せ方

料金のページは、スマートフォンで見られることが多いページです。次の点に気をつけます。

  • 横に広い表を避ける:列が4つを超えると、スマートフォンでは横にはみ出しやすい。プランの比較は、プランごとの縦の箱に分ける形も考える
  • 表は画像にしない:画像の料金表は文字が小さくなり、読み上げの機能で読めず、料金を変えるたびに作り直しになる。文字で組み、色や線で整える
  • 注記を離さない:「税込」「材料費は別」などの注記は、料金のすぐ近くに置く。ページの最後にまとめると読まれない
  • 問い合わせへの入口を置く:表を読み終えた所に、見積もりや予約への入口を置く

税込の書き方

個人のお客様(消費者)に向けて前もって価格を示す場合は、消費税を含めた総額で表示することが、消費税法第63条で義務付けられています。国税庁の案内では、店頭の表示、チラシ、新聞やテレビの広告など、表示の媒体を問わないとされていて、ホームページの料金表も対象です。

国税庁の案内に挙げられている書き方の例は次のとおりです。

書き方総額表示として
11,000円税込の額だけを書く
11,000円(税込)税込であることを添える
11,000円(税抜価格10,000円)税抜の額を添える
11,000円(うち消費税額等1,000円)税の額を添える
10,000円(税込価格11,000円)税抜の額を先に書き、税込の額を添える

大事なのは、支払う総額が一目で分かることです。税抜の額を大きく書き、税込の額を小さく添える書き方は、例に挙げられている形でも、読み違えを招かないよう文字の大きさに差をつけすぎないようにします。

事業者だけを相手にする料金なら、総額表示の義務は及びません。ただし、個人のお客様も対象にしているなら、税込で書いておくほうが確実です。どちらの場合も、税込か税抜かを必ず書きます。

「〜から」・割引・追加料金の書き方

料金の書き方は、景品表示法の決まりにも関わります。消費者庁の説明では、実際より著しく得だと見せる表示(有利誤認)は禁止されています。料金表で気をつけたいのは次の点です。

  • 「〜から」:最も安い条件の額だけを大きく見せると、実際の請求額との差が大きくなりやすい。最も多い条件の額や、額が上がる条件を近くに書く
  • 割引の比べる額:「通常価格〇円のところ〇円」と書くなら、比べる額は、実際に最近相当期間その額で売っていたものにする
  • 「追加料金なし」:本当に追加がかからないかを確かめてから書く
  • キャンペーンの期間:いつまでの料金かを書き、終わったら外す

表現の決まりの詳しい内容はホームページの表現と景品表示法で説明しています。ネットで申し込みや支払いを受ける場合は、料金のほかに、送料やその他の費用、支払いの時期と方法などを表示する決まりもあります(特定商取引法に基づく表記の書き方)。

料金を変えるときの手順

料金のページで困るのは、変えたときに古い額がどこかに残ることです。

  1. 料金が載っている場所を洗い出す(料金のページ、サービスのページ、よくある質問、PDF、外部の予約サービスや地図のサービス)
  2. 新しい料金がいつから適用されるかを決め、ページに書く
  3. 同じ日に、洗い出した場所を全部直す
  4. 直した後、古い額で検索して残っていないかを確かめる

料金に関する質問をよくある質問のページに載せている場合は、そちらも忘れずに直します(ホームページの「よくある質問」の作り方)。

料金ページのチェックリスト

  • 読む人が、自分の場合の額を計算できるか
  • 単位(1回・1か月・1時間など)が書かれているか
  • 税込か税抜かが分かり、個人向けなら税込の総額が書かれているか
  • 含まれるもの、含まれないもの、条件が料金の近くにあるか
  • 表は文字で組まれ、スマートフォンで横にはみ出さないか
  • 「〜から」「割引」「追加料金なし」の書き方に根拠があるか
  • 料金を変えたときに直す場所の一覧があるか

まとめ

  • 料金は、目安だけでも載せるほうが読む人は動きやすい。載せないなら、決まる要素と見積もりの流れを書く
  • 料金表は、一覧・プランの比較・基本料金と追加・事例の4つの型から選ぶ
  • 個人のお客様に示す料金は、税込の総額が分かる形で書く
  • 「〜から」や割引は、実際の請求額と食い違わない書き方にする

Lapisデザインラボへの、料金ページを含むホームページの制作のご相談はお問い合わせから受け付けています。料金はサービスと料金に載せていて、費用の目安は概算のお見積りで出せます。

よくある質問

ホームページに料金は載せるべきですか。

載せられるなら、目安だけでも載せるほうが、読む人は問い合わせるかどうかを決めやすくなります。内容で大きく変わる料金でも、代表的な例の額と、額が変わる条件を示す方法があります。載せない場合は、料金が決まる要素と見積もりの流れを書いておきます。

料金は税込で書かなければいけませんか。

個人のお客様に前もって価格を示す場合は、消費税を含めた総額で表示することが消費税法で義務付けられていて、ホームページも対象です。「11,000円(税込)」「11,000円(税抜価格10,000円)」のように、税込の額が分かる形で書きます。事業者だけを相手にする料金なら義務は及びませんが、どちらか分かるように書いておきます。

料金表は画像で作ってもよいですか。

避けるほうが無難です。画像の料金表は、スマートフォンで文字が小さくなりやすく、読み上げの機能でも読めず、料金を変えるたびに画像を作り直す手間がかかります。表は文字で組み、デザインは色や線で整えます。

参考にした資料

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