スタッフ紹介ページの作り方|載せる項目と写真、辞めたときの扱い

/ Lapisデザインラボ

美容室や整骨院、設計事務所、士業の事務所などでは、「だれが担当してくれるのか」がお店や事務所を選ぶ決め手になることがあります。スタッフ紹介のページは、初めてのお客様の不安を和らげ、求職者には職場の雰囲気を伝える場所です。

一方で、載せる項目を決めずに作ると、人によって書く量がばらばらになったり、私的な情報まで載せてしまったりします。スタッフが辞めたときに写真が何か月も残っている、ということも起こりがちです。

この記事では、スタッフ紹介のページに載せる項目と載せないほうがよい項目、名前と写真の出し方の選び方、1人分の型と文例、写真のそろえ方、ページの作り、そしてスタッフが辞めたときの扱いの手順をまとめます。写真の掲載についての肖像権や同意書の項目の詳しい説明はスタッフやお客様の写真をサイトに載せるときで扱っているので、ここではページの作り方と運用に絞ります。

スタッフ紹介のページはだれが見るか

見る人知りたいことページで応えること
初めてのお客様どんな人が担当するか、話しやすそうか写真、役割、一言
指名したいお客様だれが何を得意としているか担当、資格、得意なこと
求職者どんな人と働くことになるか人数、雰囲気、職種の幅
取引先だれが窓口か役割、担当の範囲

お客様に向けたページなのか、採用に向けたページなのかで、書く中身の重みが変わります。両方を1ページで兼ねる場合は、お客様に向けた内容を主にし、採用のページからリンクで案内するとまとまります。

載せる項目と載せないほうがよい項目

区分項目考え方
基本名前の表記、役割・肩書き、担当、写真、お客様への一言全員にそろえて載せる
あるとよい資格、経験の年数、得意なこと、対応できる言語仕事に関わるものだけ。お客様が選ぶ手がかりになる
本人が望めば趣味、好きな食べ物、休日の過ごし方話のきっかけになる。全員に強いない
載せないほうがよい年齢・生年月日、住んでいる地域、出身校の詳細、家族のこと、個人の SNS仕事に関わらず、私生活に結びつく

氏名や顔の写真は、特定の個人を識別できる情報で、個人情報に当たります。個人情報保護委員会のガイドラインでも、本人の氏名や、本人が判別できる映像の情報が個人情報の例として挙げられています。だれの何を、どこまで載せるかは、本人と話して決めることが前提になります。

名前と写真の出し方を選ぶ

名前と写真の出し方には、いくつかの段階があります。

出し方向いている場合気をつけること
氏名と顔写真士業・医療など、担当者の名前で信頼が決まる仕事本人の同意を取り、辞めたときの扱いも決めておく
名字だけ、または下の名前だけと顔写真お店で、指名や呼びかけに使う呼び名の表記(ひらがな・ローマ字など)をそろえる
名前と、顔が分からない写真顔を出したくない人がいる後ろ姿・手元・作業中の様子などで代える
名前と一言だけ、またはイラスト写真を出したくない人が多い、入れ替わりが多い写真のある人と並べたときに浮かない形にする

大事なのは、人によって出し方が違ってもページが崩れない形にしておくことです。同意の取り方と、同意書に入れる項目の例はスタッフやお客様の写真をサイトに載せるときを参考にしてください。

1人分の型と文例

人によって書く量がばらつかないよう、1人分の型を先に決めます。

欄書く量の目安
名前の表記決めた形にそろえる(例:名字+下の名前のローマ字)
役割・担当1行
資格・得意なこと2〜3項目
お客様への一言60〜100字ほど

一言の文例を、業種ごとに挙げます。どれも型の例で、名前や中身は置き換えて使います。

お店(美容室・サロンなど)

担当:カット・カラー 髪の悩みを伺う時間を大切にしています。朝のお手入れが楽になる髪型を、一緒に探しましょう。

事務所(会計・設計など)

担当:個人事業の方の記帳と申告 初めての申告で分からないことも、順番にお話しします。書類のそろえ方からご相談ください。

工房・製造(施工・修理など)

担当:現場の施工管理 工事の前に、音や車の出入りでご近所にご迷惑をかけないよう、段取りを丁寧にご説明します。

良い例と良くない例も比べておきます。

  • 良い例:「お客様のお話を伺う時間を大切にしています」(何をする人かが伝わる)
  • 良くない例:「明るく元気に頑張ります!よろしくお願いします!」(だれにでも当てはまり、選ぶ手がかりにならない)

一言は本人に書いてもらい、担当者が型と長さをそろえる形にすると、本人らしさを残しながらページの統一感が保てます。

写真をそろえる

スタッフ紹介の印象は、写真のそろい方で大きく変わります。

  • 背景:同じ壁の前、同じ店内の場所でそろえる
  • 向きと大きさ:顔の大きさ、体の向き、切り取る範囲(胸から上など)をそろえる
  • 服装:制服やエプロンなど、仕事のときの服装で撮る
  • 縦横の比率:全員を同じ比率で書き出す
  • 撮る日:入社した人を後から足すときも、同じ場所・同じ条件で撮れるよう、撮り方を控えておく

スマートフォンで撮るときのコツはホームページの写真をスマホで撮るコツにまとめています。

ページの作り

  • 並び順を決めておく:役割の順、入社の順など、決まりを一つにする
  • 1人を外しても崩れない並び:カードを並べる形にすると、人数が増減しても形が崩れにくい
  • 写真が無い人の見せ方:イラストや、名前と一言だけのカードの形を用意しておく
  • 自社で更新できるように:入れ替わりのたびに制作会社に頼むと手間と費用がかかるので、追加・削除を自社でできる作りにしておく(ホームページを自分で更新できるようにするには)

スタッフが辞めたときの扱い

辞めたスタッフの写真や名前が長く残ると、お客様が予約しようとして戸惑うだけでなく、本人にとっても望まない状態になりえます。手順を決めておきます。

時期すること
掲載の同意を取るとき辞めたときにすぐ外すか、本人の了承があれば集合写真などは残すかを決めておく
退職が決まったとき掲載している場所を洗い出し、外す日を本人に伝える
最終の出勤日までスタッフ紹介のページから外す。指名や予約の受付の画面からも外す
外した後画像のファイルそのものを消す。ページから外しても、ファイルが残っているとアドレスで開けることがある
あわせて確かめるブログ、採用のページ、SNS の投稿、Googleマップの店舗情報の写真、パンフレットの在庫

個人情報保護法には、利用する必要がなくなった個人データは遅滞なく消去するよう努めること(第22条)や、一定の場合に本人が利用の停止や消去を求められる仕組み(第35条)が定められています。辞めた人から消してほしいと申し出があったときは、こちらで消せる範囲(自社のサイトや投稿)と、すぐには消えない範囲(検索の結果に一時的に残る画像など)を正直に伝えて対応します。

集合写真のように、辞めた人が写っている写真を使い続けたい場合は、本人の了承を得るか、写真を差し替えます。

公開前のチェックリスト

  • 掲載する項目と、載せない項目を決めた
  • 一人ひとりから、掲載する範囲(名前・写真・場所)の同意を取った
  • 辞めたときの扱いを、同意を取るときに決めた
  • 1人分の型と一言の長さをそろえた
  • 写真の背景・向き・比率をそろえた
  • 写真の無い人の見せ方を用意した
  • 入れ替わりを自社で更新できる作りにした
  • 退職のときに確かめる場所の一覧を作った

まとめ

  • スタッフ紹介は、お客様が担当者を選ぶ手がかりと、求職者が職場を知る手がかりになる
  • 仕事に関わる項目を載せ、私生活に結びつく情報は載せない
  • 名前と写真の出し方は人によって違ってよいが、ページが崩れない形にしておく
  • 辞めたときは、最終の出勤日までにページから外し、画像のファイルやほかの場所の写真も消す

Lapisデザインラボでホームページを作る場合は、スタッフの追加や削除を自社で行える作りも含めて相談できます。内容はプランと料金をご覧ください。

よくある質問

スタッフ紹介には何を載せればよいですか。

名前の表記、役割や担当、写真、お客様への一言が基本です。資格や得意なことはお客様が選ぶ手がかりになるので、仕事に関わるものを足します。年齢、住んでいる地域、家族のことなど、仕事に関わらない私的な情報は載せないほうが安全です。

顔写真を出したくないスタッフがいる場合はどうすればよいですか。

無理に載せず、後ろ姿や手元の写真、イラスト、名前と一言だけの形を用意します。1人だけ形が違っても浮かないように、写真の無い場合の見せ方を最初から決めておくと、ページ全体の印象がそろいます。

スタッフが辞めたら、写真はいつ消せばよいですか。

最終の出勤日までにページから外すのが基本です。掲載の同意を取るときに、辞めたときの扱いを決めておくと迷いません。ページから外すだけでなく、画像のファイルそのものや、ブログ・採用のページなどほかの場所に載せた写真も洗い出して消します。

参考にした資料

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