アクセスページの作り方|地図・駐車場・道順の載せ方
アクセスページは、ホームページを見て「行ってみよう」と思った人が、最後に開くページです。住所と地図だけを載せたページも多いのですが、初めて来る人が迷うのは、たいてい地図では分からない部分です。どの出口から出るのか、入口はどこか、車はどこに停めるのか。ここで迷わせると、来店や来社の前に問い合わせの電話が増えたり、遅刻や引き返しにつながったりします。
この記事では、アクセスページに載せる項目、Google マップの埋め込み方、徒歩何分の書き方、迷わない道順の文章の書き方、駐車場の案内の書き方をまとめます。Google マップの手順は、2026年10月時点の Google マップのヘルプによります。
アクセスページに載せる項目
まず、載せる項目の一覧です。上の段ほど必ず載せたいもので、下の段は業種や立地で選びます。
| 項目 | 内容 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| 住所 | 郵便番号・建物名・階数まで | 建物名と階数を省かない。コピーしやすい文字で書く(画像にしない) |
| 地図 | Google マップの埋め込み | 地図アプリで開けるリンクも添える |
| 最寄り駅・バス停からの道順 | 出口・曲がる場所・目印・所要時間 | 下の「道順の書き方」を参照 |
| 営業時間・定休日 | 来店できる時間 | 予約制なら、その旨もここに |
| 電話番号 | 迷ったときの連絡先 | スマートフォンで押すと電話がかかる形に |
| 駐車場 | 台数・場所・料金・入口 | 無いなら「駐車場はありません。近くの有料駐車場をご利用ください」と書く |
| 入口の写真 | 建物の外観と入口 | 夜に来る人がいるなら、夜の写真も |
| 目印 | 近くの大きな建物・看板・色 | 「青い看板の2階」のように見た目で |
| 段差・エレベーター | 車いすやベビーカーで来られるか | 段差の有無、エレベーターの有無、手伝いが要るか |
| 自転車・バイク | 停められるか | 停める場所 |
住所や電話番号を画像にしないことは、思った以上に大切です。文字で書いてあれば、地図アプリやカーナビにコピーできます。画面の読み上げを使う人にも伝わります。
Google マップの埋め込み方
Google マップのヘルプによると、地図をホームページに埋め込む手順は次のとおりです。
- パソコンで Google マップを開き、自社の場所を表示する
- メニューから「地図を共有または埋め込む」を選ぶ
- 「地図を埋め込む」を選び、大きさを選ぶ
- 「HTML をコピー」で出てきたコードを、ページに貼り付ける
WordPress などの CMS では、HTML を貼れる部品(ブロック)にコードを貼ります。会社の名前で Google マップを検索して表示した状態から埋め込むと、地図に会社名が表示されます。Googleビジネスプロフィールに登録した店舗情報と、ホームページの住所・電話番号の表記をそろえておくことも大切です。表記の考え方はホームページの会社概要の書き方にまとめています。
埋め込みの地図だけに頼らないことも大切です。
- スマートフォンでは地図アプリで開くほうが便利:「Google マップで開く」のリンクを添える。地図アプリなら、今いる場所からの道順をそのまま調べられる
- 地図が表示されない環境もある:通信の状態やブラウザの設定で、埋め込みの地図が出ないことがある。住所と道順の文章があれば困らない
- 地図の中の情報は読み上げで伝わりにくい:道順は文章でも書いておく
地図を画像で作る場合(手描きの案内図など)は、画像に代替テキスト(画像の内容を説明する短い文)を付け、同じ内容を文章でも書いておきます。
「徒歩何分」の書き方
「駅から徒歩5分」のような所要時間は、見る人が来店を決める材料になります。計算の決まりがはっきり定められているのは不動産の広告で、首都圏不動産公正取引協議会の解説では、道路に沿った距離80メートルを1分として計算し、1分未満の端数は1分に切り上げるとされています(信号の待ち時間や坂は考えなくてよいとされています)。
お店や事務所の案内には同じ決まりはありませんが、この計算に合わせておくと、見る人の受け取り方と大きくずれません。そのうえで、次の点を書き添えると親切です。
- 実際に歩いて確かめる:地図の上の距離と、実際に歩いた時間は違うことがある
- 時間がかかる要素を書く:大きな交差点の信号、坂道、階段、地下からの出口までの距離
- どの出口からの時間か書く:大きな駅は、出口によって数分違う
不動産会社のホームページで物件の情報を載せる場合は、表示の決まりに沿う必要があります。不動産会社のホームページに要るページと物件情報の載せ方も参照してください。
迷わない道順の書き方
道順の文章は、初めて来る人が、その場で読みながら歩けるように書きます。
| 書き方 | 例 |
|---|---|
| 出発点をはっきりさせる | 「〇〇駅の3番出口を出たら」 |
| 曲がる場所は目印で | 「コンビニの角を右に曲がり」 |
| 距離か時間を添える | 「そのまま2分ほど直進すると」 |
| 最後の目印を見た目で | 「左手に白い3階建ての建物があります」 |
| 入口と階数 | 「1階の木の扉が入口です。2階へは右側の階段から」 |
番号付きの手順にして、曲がる場所ごとに写真を1枚添えると、さらに迷いにくくなります。写真は、実際に歩く人の目の高さで撮ります。
複数の行き方がある場合は、よく使われる順に並べます。
- 電車で来る場合(最寄り駅・出口・徒歩何分)
- バスで来る場合(バス停の名前・系統・降りてから何分)
- 車で来る場合(大きな道からの入り方・駐車場)
駐車場の案内
車で来る人が多い業種では、駐車場の案内が来店のしやすさを大きく左右します。
- 台数と場所:「店の前に3台」「50m先の第2駐車場に5台」
- 料金:無料か、提携の駐車場で割引があるか、その条件(何円以上の利用で何時間無料 など)
- 入口:駐車場の入口は分かりにくいので、写真と、どの道のどちら側から入るかを書く
- 制限:車の高さ・幅の制限、大きな車は停められないか
- 満車のとき:近くのコインパーキングの場所
- 障害のある人のための区画:あるなら場所を書く
駐車場が無い場合も、「駐車場はありません」と書いておくほうが、来てから困る人を減らせます。
公開する前のチェックリスト
- 住所は建物名・階数まで、文字で書いた(画像にしていない)
- 地図を埋め込み、地図アプリで開くリンクも添えた
- 最寄り駅の出口からの道順を、目印と時間つきの文章で書いた
- 徒歩の所要時間を、実際に歩いて確かめた
- 入口と建物の外観の写真を載せた
- 駐車場の台数・場所・料金・入口を書いた(無いなら無いと書いた)
- 段差・エレベーターの有無を書いた
- 電話番号はスマートフォンで押すとかけられる
- スマートフォンで開き、初めて来る人のつもりで読み通した
京都のお店や事務所で、観光客の多い場所や路地の奥にある場合は、迷いやすい目印を特に丁寧に書きます。京都での制作については京都のロゴ・ホームページ制作もご覧ください。会社のサイトに載せるほかの項目は会社のホームページに載せる項目の一覧にまとめています。
まとめ
アクセスページには、住所(文字で)・地図・道順の文章・駐車場・入口の写真を載せます。地図は Google マップの「地図を埋め込む」で載せ、地図アプリで開くリンクと文章の道順も添えます。徒歩の所要時間は、不動産の広告の決まり(道路距離80メートルで1分)に合わせると受け取り方とずれにくく、実際に歩いて確かめてから書いてください。
Lapisデザインラボでは、ホームページの制作で、アクセスページの案内図もあわせてご相談いただけます。入口や外観の写真はお客様にご用意いただきます(ご用意いただくもの)。ホームページの料金はサービスと料金をご覧ください。
よくある質問
ホームページにGoogleマップを埋め込むには、どうすればよいですか。
Googleマップのヘルプによると、パソコンでGoogleマップを開いて自社の場所を表示し、メニューの「地図を共有または埋め込む」から「地図を埋め込む」を選び、「HTMLをコピー」で出てきたコードをページに貼り付けます。WordPressなどでは、HTMLを貼れる部品(ブロック)に貼ります。
「駅から徒歩何分」は、どうやって計算すればよいですか。
決まった計算方法の決まりがあるのは不動産の広告で、道路に沿った距離80メートルを1分とし、1分未満は切り上げます。お店や事務所の案内には同じ決まりは無いものの、この計算に合わせると、見る人の受け取り方と大きくずれません。実際に歩いて確かめ、信号や坂で時間がかかる場合は書き添えます。
駐車場の案内には何を書けばよいですか。
台数、場所(建物の前か、離れた場所か)、料金がかかるか、提携の駐車場なら割引の条件、車の高さや大きさの制限、満車のときに使える近くの駐車場を書きます。駐車場の入口は分かりにくいことが多いので、入口の写真や、どの道から入るかの説明もあると親切です。