ホームページ制作の「SEO対策込み」の中身|見積もりで確かめること

/ Lapisデザインラボ

ホームページ制作の見積もりを何社か取ると、「SEO対策込み」「SEO対応済み」「内部SEO設定」といった言葉がよく出てきます。込みと書かれていると安心しますが、その中身は会社によってかなり違います。基本の設定だけのこともあれば、検索語の調査まで含むこともあり、公開後の改善まで続けてくれると思い込んでいると、後から別の費用がかかって驚くことになります。

この記事では、「SEO対策込み」が指す範囲を3つの段階に分け、それぞれで確かめることを説明します。制作の見積書全体の読み方はホームページ制作の見積書の読み方にまとめています。

「SEO対策込み」の範囲は3つの段階に分かれる

段階主な中身制作の費用に含まれるか
公開時の基本の設定題名・説明文・見出し・URL・画像の説明・スマートフォン表示・表示の速さ含まれることが多い
公開前の調査狙う検索語の調査、競合のサイトの分析、それに合わせたページの構成会社による。別の項目のことも多い
公開後の改善数字を見ての改善、記事の追加、ページの書き直し含まれないことが多い。別の月額の契約

見積書の「SEO対策込み」が、このどこまでを指すのかを最初に確かめます。多くの場合は、いちばん上の「公開時の基本の設定」です。

公開時の基本の設定で、確かめる項目

Google の「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」などの資料をもとに、公開のときに整えておきたい項目を一覧にします。

項目中身Google の資料での扱い
ページの題名ページごとに、中身が分かる固有の題名を付ける同じ文の使い回しや、語句の詰め込みは避けるとされています
説明文ページごとに、中身を短くまとめた文を付ける検索結果の説明に使われることがあります
見出し本文の中身を、見出しで区切って読みやすくする見出しの順番そのものは、Google の評価には影響しないとされています
URLページの中身が分かる言葉を URL に使う分かりやすい URL がすすめられています
画像の説明の文画像に、何が写っているかの説明の文を付ける画像の中身を伝えるのに役立つとされています
スマートフォンでの表示スマートフォンでもパソコンと同じ中身を読めるようにするGoogle はスマートフォン版の中身を使って評価するとしています
サイトマップサイトのページの一覧のファイルを用意する小さなサイトでは要らないこともあるとされています

スマートフォンでの表示の確かめ方は、ホームページがスマホに対応しているかの確かめ方で説明しています。

Google の資料には、ページの数がおおむね500以下の小さなサイトで、トップページからのリンクで大切なページをすべてたどれるなら、サイトマップが要らないこともあると書かれています。サイトマップが無いから SEO ができていない、ということではありません。

効き目の薄い項目が入っていないか

見積書の SEO の行に、次のような項目が並んでいたら、それが何のための作業かを聞きます。

  • キーワードのメタタグの設定:Google のスターター ガイドには、Google はキーワードのメタタグを使わないと書かれています
  • ページへのキーワードの詰め込み:同じ語を何度も入れることは、Google のスパムに関するポリシーに反します
  • 検索エンジンへの大量の登録:Google の「SEO が必要かどうか」のページは、多くの検索エンジンへの登録を売りにする業者に注意するよう書いています

こうした項目が中心の「SEO対策込み」は、名前だけの込みになっているおそれがあります。

込みに含まれないことが多い作業

次の作業は、「SEO対策込み」に入っていないことが多い作業です。必要かどうかを考えて、別に見積もってもらいます。

  • 狙う検索語の調査:お客様がどんな言葉で探すかを調べ、どのページで答えるかを決める
  • 原稿の作成:検索する人の疑問に答える本文を書く。原稿を自社で用意する前提の見積もりも多い
  • 公開後の数字の確認と改善:どのページが読まれ、どこで離れたかを見て直す
  • 記事の追加:よくある質問や事例の記事を、公開の後に足していく

どれも、検索で見つけてもらうためには大切な作業です。制作の後に SEO を続けて頼む場合の費用は、SEO対策を頼むときの費用相場で説明しています。

リニューアルのときは、古いページの扱いも確かめる

いまのサイトを作り直すときは、古いページの URL が変わることがあります。古い URL から新しい URL へ転送する設定をしないと、これまで検索から来ていたお客様が、見つからないページにたどり着いてしまいます。リニューアルの見積もりでは、「SEO対策込み」に古い URL の転送が含まれるかを聞きます。進め方はホームページリニューアルの進め方にまとめています。

納品のときに、設定されているかを確かめる

「SEO対策込み」で頼んだ作業が本当にされているかは、納品のときに自分でも確かめられます。

  • 題名:ブラウザのタブに出る各ページの題名が、ページごとに違い、中身が分かる言葉になっているか
  • 説明文:会社名で検索したとき、検索結果に出る説明が、そのページの中身に合っているか
  • スマートフォン:自分のスマートフォンで全ページを開き、文字が小さすぎないか、横にはみ出していないか
  • 画像:主な画像に説明の文が付いているかを、制作会社に一覧で出してもらう

公開を止める設定(検索エンジンに載せないための印)が、制作中のまま残っていないかも聞いておきます。この印が残っていると、どれだけ設定を整えても検索結果に出ません。

見積もりで聞く質問

  • 「SEO対策込み」に含まれる作業を、項目ごとに書いてもらえますか
  • 狙う検索語の調査はしますか。する場合、どのページの構成に生かしますか
  • 原稿は、そちらで書きますか。こちらで用意しますか
  • 公開の後の改善は、含まれますか。別の契約ですか
  • リニューアルの場合、古い URL の転送は含まれますか
  • アクセス解析のアカウントは、こちらの名義で作ってもらえますか

最後の質問は、公開後に SEO を続けるときに大切になります。アカウントの名義の考え方はSEO会社に渡す権限で説明しています。

複数社の「込み」を比べる表

項目1社目2社目3社目
ページごとの題名と説明文
見出しと URL の整理
画像の説明の文
スマートフォンでの表示
狙う検索語の調査
原稿の作成
古い URL の転送
公開後の改善

空欄になる行は、その会社の見積もりに入っていない作業です。同じ条件で見積もりを取る方法はホームページの相見積もりの取り方で説明しています。Lapisデザインラボの制作のプランは料金プランに、公開後の検索対策の作業は運用・集客サポートに載せています。

よくある質問

ホームページ制作の「SEO対策込み」とは、何をしてくれることですか。

多くの場合、公開のときの基本の設定を指します。ページごとの題名と説明文、見出しの組み立て、分かりやすいURL、画像の説明の文、スマートフォンでの表示、表示の速さなどです。狙う検索語の調査や、公開後の改善、記事の作成までは含まれないことが多いので、範囲を見積もりで確かめます。

「SEO対策込み」なら、公開後に検索の順位は上がりますか。

基本の設定は、検索エンジンにページの中身を正しく伝えるための土台で、それだけで順位が上がるわけではありません。Googleも、検索で上位に出るための秘訣は無く、変更が結果に表れるまでには数時間から数か月かかると説明しています。

SEOの費用は、制作の費用に含まれているものですか、別ですか。

公開のときの基本の設定は、制作の費用に含めている会社が多くあります。検索語の調査や原稿の作成は別の項目、公開後の改善や記事の作成は別の月額の契約になるのがふつうです。見積書のどの行に何が入っているかを確かめます。

参考にした資料

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