記事作成代行の会社の選び方|書き手・確認の体制・AIの使い方で比べる
記事の作成を外に頼もうと探すと、記事作成代行の会社はたくさん見つかります。どの会社のサイトにも「SEO に強い」「専門のライター」「品質の確認」と書かれていて、違いが分かりません。料金だけで選ぶと、届いた記事を社内で何度も直すことになりがちです。
この記事では、記事作成代行の会社を、書き手の体制・確認の体制・AI の使い方の3つで比べる方法を説明します。料金の決まり方は記事作成代行の費用相場に、契約書で決めておく項目は記事の作成代行の契約で確かめることにまとめています。
比べるのは3つ
| 比べる点 | 会社ごとの違い | 届く記事への影響 |
|---|---|---|
| 書き手の体制 | 社員が書くか、登録した外部のライターが書くか。業界に詳しい人が書くか | 中身の深さ、専門の言葉の正しさ |
| 確認の体制 | 書き手のほかに、編集の人や専門の人が確かめるか | 事実の誤り、表現の直しの少なさ |
| AI の使い方 | 使わないか、下書きに使うか、ほとんどを AI で作るか | 中身の独自さ、事実の正しさ、量産の危うさ |
書き手の体制を見る
まず、記事を書くのが誰かを聞きます。
- 社員か、外部のライターか:外部のライターに頼む会社は多く、それ自体は問題ではありません。どうやってライターを選び、どう教えているかを聞きます
- 業界に詳しいか:医療、法律、お金、建築のように、間違うと読む人が困る分野では、その分野の経験がある書き手かを確かめます
- 同じ書き手が続けて書くか:毎回書き手が替わると、言葉づかいや中身の深さがそろいません
- 取材ができるか:自社の仕事の事例や、社員の話をもとにした記事を書けるか
Google の「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」のページでは、誰がコンテンツを作ったのかが読む人に分かるようにすることを、自分の記事を見直すときの問いの1つにしています。書き手の名前を載せる場合、実際に書いた人と載せる名前が合っていることも大切です。
確認の体制を見る
次に、書いた記事を誰がどう確かめるかを聞きます。よく見る流れは次のとおりです。
- 構成案:記事の見出しと中身の案を作り、依頼した側が確かめる
- 執筆:書き手が本文を書く
- 編集:編集の人が、依頼どおりか、読みやすいかを確かめて直す
- 事実の確認:数字、法律、制度の説明を、もとの資料と突き合わせる
- 写しの確認:ほかのサイトの文章の写しになっていないかを確かめる
- 納品
会社によって、この中のどこを省いているかが違います。特に4の事実の確認は、誰がどの資料で確かめるかを聞いておきます。確認の体制が薄い会社に頼むと、届いた後の確認が社内の仕事になります。納品のときに見る項目は外注した記事の納品チェックにまとめています。
AI の使い方を見る
Google の「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」では、コンテンツがどう作られたかにかかわらず、質の高いコンテンツを評価するとしています。一方で、検索の順位を操作することを主な目的に AI などの自動化を使うことは、スパムに関するポリシーに反するとも書かれています。
スパムに関するポリシーには、どう作ったかにかかわらず、検索の順位を操作することを主な目的に、読む人にとっての価値をほとんど加えずに大量のページを作ることを「大量生成されたコンテンツの不正使用」として挙げています。つまり、AI を使うかどうかより、人が中身を考え、確かめているかが問われます。
| AI の使い方 | 確かめること |
|---|---|
| 使わない | 本当に使っていないか。使わないことで料金や納期がどう変わるか |
| 構成案や下書きに使い、人が書き直す | 人がどこまで手を入れるか。事実の確認を人がするか |
| ほとんどを AI で作り、人が軽く直す | 中身が他のサイトと同じようにならないか。事実の誤りを誰が確かめるか |
同じ Google のページでは、読む人が「どうやって作ったのか」と気にしそうな場面では、AI を使ったことを伝えることをすすめています。自社のサイトにどう載せるかも含めて、会社と決めておきます。
頼む前に、社内で決めておくこと
会社を比べる前に、社内で次のことを決めておくと、どの会社が合うかが見えやすくなります。
- 記事の目的:問い合わせを増やしたいのか、採用の応募を増やしたいのか、既存のお客様の疑問に答えたいのか
- 読む人:誰が、どんな困りごとで検索して記事にたどり着くのか
- 社内で出せるもの:仕事の事例、写真、社員への取材の時間、専門の中身を確かめる人
- 確認にかけられる時間:届いた記事を、社内で誰がどれだけ読めるか
社内で確かめる人と時間が取れるなら、確認の体制が軽い会社でも品質を保てます。取れないなら、編集や事実の確認まで含めて引き受ける会社を選びます。どちらが合うかで、選ぶ会社も料金も変わります。
試しの発注で見ること
候補を2、3社に絞ったら、同じ題で1本ずつ試しに頼むと違いがよく分かります。
- 依頼どおりか:伝えた読み手、狙う検索語、入れてほしい中身が入っているか
- 事実は正しいか:数字や制度の説明に、もとの資料が示されているか
- 自社らしさがあるか:どこのサイトにも書いてあることだけになっていないか
- 修正への応え方:直してほしい点を伝えたとき、意図をくんで直してくれるか
- やりとりの速さ:質問への返事や、納期の守り方
会社を比べる表
| 項目 | 1社目 | 2社目 | 3社目 |
|---|---|---|---|
| 書き手(社員か外部か、業界の経験) | |||
| 同じ書き手が続けて書くか | |||
| 編集の人の確認 | |||
| 事実の確認(誰が、何で) | |||
| 写しの確認 | |||
| AI の使い方 | |||
| 構成案を事前に見られるか | |||
| 試しの記事の出来 |
避けたい会社の特徴
- 誰が書くのか、どう確かめるのかを聞いても答えられない
- AI の使い方を聞くと、はっきり答えない
- 「月に数十本」「すぐに大量に」のように、本数の多さを売りにする
- 書き手の経歴を、実際とは違う形で載せることをすすめる
- 「上位表示を保証」とうたう
頼み始めてからの見直し
契約した後も、数か月ごとに次の点を見直します。
- 届いた記事の、社内での直しの量が減ってきたか
- 事実の誤りが見つかる回数が減ってきたか
- 公開した記事が、検索から読まれているか。問い合わせにつながっているか
直しの量が減らないときは、依頼の書き方を見直すか、書き手を替えてもらえるかを相談します。それでも合わないときは、契約の期間と解約の条件を確かめて、ほかの会社に切り替えることも考えます。
問い合わせのときに聞く質問
- 記事を書くのはどんな人ですか。私たちの業界の経験はありますか
- 書いた記事は、誰がどんな順で確かめますか
- 数字や制度の説明は、何の資料で確かめますか
- AI は、どの段階でどう使いますか
- 試しに1本から頼めますか
記事の外注は、SEO の会社のプランの一部として頼む方法もあります。会社の選び方はSEO会社の選び方で説明しています。Lapisデザインラボの記事の作成を含む作業の中身は、運用・集客サポートをご覧ください。
よくある質問
記事作成代行の会社は、何で比べればよいですか。
料金の前に、誰が書くのか(書き手の体制)、書いた記事を誰がどう確かめるのか(確認の体制)、AIをどう使うのか(AIの使い方)の3つを比べます。この3つで、届く記事の質と、社内に残る確認の手間が決まります。
AIを使う記事作成代行の会社に頼んでも大丈夫ですか。
Googleは、記事がどう作られたかではなく、読む人の役に立つかどうかで評価するとしています。AIを使うこと自体より、人が中身と事実を確かめているか、大量の記事を価値を加えずに作っていないかを確かめます。AIの使い方は、契約の前に会社に聞いておきます。
いきなり何十本も頼まず、試しに頼むことはできますか。
多くの会社は、1本から数本の試しの発注を受けています。試しの記事で、依頼した内容どおりか、事実が正しいか、修正の頼み方にどう応えるかを見てから、本数を増やすのが安全です。