ロゴやブランドを変えたときの告知|取引先とお客様へのお知らせの出し方

/ Lapisデザインラボ

新しいロゴやブランドができあがると、早く使い始めたくなります。けれども、何も知らせずに名刺や請求書、看板の見た目が変わると、取引先は「別の会社からの書類か」と迷い、お客様は「店が変わったのか」と不安になります。せっかく考えて作ったものも、伝え方を誤ると、変えた理由が届きません。

この記事では、ロゴやブランドを新しくしたときに、社員・取引先・お客様へ、いつ・どこで・どんな文面で知らせるかをまとめます。リブランディングの進め方そのものはリブランディングの進め方、社名を変える場合に作り直すものは社名変更で作り直すものの一覧で説明しています。

知らせる順番は「社内 → 取引先 → お客様」

知らせる順番の基本は、内側から外側へです。

順番相手時期の目安理由
1社員切り替えの1か月ほど前お客様から聞かれたときに答えられるように
2取引先・協力会社切り替えの2週間〜1か月前書類や納品物の見た目が変わる
3金融機関・士業など取引先と同じころ書類を受け取る相手。社名が変わるなら手続きもある
4お客様切り替えの日か、数日前新しい見た目を見て驚かないように

社員が知らないまま外に出ると、お客様から「ロゴが変わりましたね」と言われて答えに詰まります。社内には、新しいロゴと、変えた理由を1〜2文で説明できる言葉を先に共有しておきます。考え方を文章にしたものがあると、社員が自分の言葉で話しやすくなります(ロゴのコンセプト文の書き方)。

相手ごとの知らせ方

知らせ方向いている相手使い方
ホームページのお知らせすべて正式な置き場。ほかの知らせ方からここへつなぐ
メール取引先、会員のお客様担当者あてに個別に、または一斉に
書面(はがき・封書)長い取引先、年配のお客様季節のあいさつや請求書に同封する
店頭の掲示来店するお客様看板・袋・メニューが変わる店で
SNSフォローしているお客様新しいロゴを見せ、考え方を短く添える
地図の店舗情報店を探す人ロゴの写真を差し替える
報道向けの発表地域の新聞、業界紙周年や事業の転換と重なるときに

ロゴだけを変える場合、大がかりな発表は要らないことがほとんどです。ホームページのお知らせを置き、取引先には書類が変わる前にメールで一言、お客様にはふだん接している場所で知らせる、という組み合わせで足ります。

文例

取引先へのメール

件名:弊社ロゴ変更のお知らせ

平素より大変お世話になっております。 このたび弊社は、〇月〇日より新しいロゴを使用いたします。創業からの「〇〇」という考えを、これからの事業に合わせて形にし直したものです。 〇月〇日以降にお送りする見積書・請求書・納品書は、新しいロゴの書式となります。社名、所在地、振込先、お取引の条件に変更はございません。 切り替えの時期は、旧ロゴの封筒や資料が混在する場合がございます。何卒ご了承ください。 ご不明な点がございましたら、担当の〇〇までお問い合わせください。

取引先が気にするのは、「書類の見た目が変わっても、相手は同じ会社か」「何か手続きが要るか」です。変わらないことをはっきり書くと、先方の経理の担当者も安心します。

お客様へのお知らせ(ホームページ・SNS)

ロゴを新しくしました

〇月〇日から、〇〇のロゴが新しくなりました。〇〇年、地域の皆さまに支えられてきた「〇〇」という思いを、これからも変わらずお届けしたいという考えから、形を整え直しました。 お店の場所、営業時間、商品、ポイントカードはこれまでどおりお使いいただけます。看板や袋は順に切り替えていきます。

お客様向けは、短く、変わらないことを中心に書きます。ポイントカードや会員証のように、お客様の手元にあるものの扱いは必ず書きます。

店頭の掲示

ロゴが新しくなりました。お店も商品もこれまでどおりです。

看板が変わると、「別の店になったのか」と思って入らないお客様もいます。切り替えの前後しばらくは、入口の近くに短い掲示を出しておきます。

切り替えの日に差し替えるもの

お知らせを出しても、古いロゴがあちこちに残っていると、かえって混乱します。切り替えの日に差し替えるものを一覧にしておきます。

すぐに差し替える(画面のもの)順に差し替える(物のもの)
ホームページのロゴ看板
ファビコン(ブラウザのタブのアイコン)名刺
SNSのアイコンとヘッダー封筒・書類
メールの署名袋・包装
地図の店舗情報のロゴ制服・車両
見積書・請求書の書式パンフレット・チラシ

画面のものは費用がかからず、その日のうちに替えられます。ファビコンの作り方はファビコンの作り方とサイズ、署名の作り方は会社のメール署名の作り方で説明しています。Googleマップに出る店舗情報では、Googleのヘルプの説明どおり、店舗情報の「写真」から「ロゴを変更」を選んで差し替えられます。

物のものは、在庫を使い切ってから替えるか、期限を決めて一斉に替えるかを決めます。名刺や封筒は在庫を使い切る形でも構いませんが、看板と取引の書類は、切り替えの日をそろえたほうが混乱がありません。差し替えの費用と段取りはロゴを作り直すときの費用と差し替えの段取りにまとめています。

知らせるときに気をつけること

  • 変えた理由を長く書きすぎない:お客様が知りたいのは理由の詳しい説明より、何が変わり、何が変わらないかです。考え方の詳しい話は、ホームページの会社案内のページに置き、お知らせからつなぎます
  • 偽物と間違われない工夫:見た目が急に変わると、なりすましのメールと疑われることがあります。取引先へは、いつもの担当者のアドレスから、いつもの署名で送ります
  • 古いロゴの画像を残さない:ホームページの古いページや、取引先に渡したロゴの画像も差し替えを頼みます。取引先のサイトや資料に自社のロゴが載っているなら、新しいデータを送ります
  • 社名も変わる場合は手続きを先に:社名や屋号が変わるときは、登記や届け出、銀行口座の名義など、見た目より先に済ませることがあります

告知のチェックリスト

  • 社員に新しいロゴと、変えた理由を説明する言葉を共有した
  • 取引先に、切り替えの日と変わらないことをメールで知らせた
  • ホームページにお知らせを置いた
  • SNS・メールマガジン・店頭で同じ内容を伝えた
  • 切り替えの日に、画面のロゴ(サイト・ファビコン・SNS・署名・地図の店舗情報)を差し替えた
  • 看板・名刺・書類・袋の差し替えの予定を決めた
  • 取引先のサイトや資料に載っている自社のロゴの差し替えを頼んだ

Lapisデザインラボの制作のプランと進め方は、サービスと料金に載せています。

よくある質問

ロゴを変えたことは、いつ取引先に知らせればよいですか。

請求書や見積書、契約書などの書類の見た目が変わる取引先には、切り替えの日の2週間から1か月ほど前に知らせておくと、先方の担当者が戸惑いません。書類の宛名や振込先が変わらないことも添えます。社名が変わる場合は、手続きの都合でもっと早く知らせます。

ロゴの変更のお知らせには、何を書けばよいですか。

いつから新しいロゴになるか、なぜ変えたか(考え方を1〜2文で)、変わらないこと(社名・連絡先・取引の条件など)、しばらく古いロゴの物が混ざること、問い合わせ先の5つを書きます。長い説明より、相手が何をすればよいか、何もしなくてよいかが分かることを優先します。

お客様にはどこで知らせるのがよいですか。

ホームページのお知らせを正式な置き場にして、メールマガジン、SNS、店頭の掲示、Googleマップの店舗情報のロゴの差し替えなど、ふだんお客様と接している場所で同じ内容を伝えます。店頭の看板や袋が変わる場合は、店頭での掲示があるとお客様が戸惑いません。

参考にした資料

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