会社のメール署名の作り方|載せる項目と統一の仕方

/ 更新 / Lapisデザインラボ

名刺や会社案内の表記は統一されているのに、社員が送るメールの署名は人によって書式がばらばら、というケースがあります。メールは取引先と日常的にやり取りする場面のため、署名が揃っていないと、会社の見た目の印象が名刺やサイトと合わなくなります。

この記事では、会社としてメール署名をそろえるときに載せる項目、ロゴ画像の扱い、テンプレートの配り方をまとめます。

メール署名に載せる基本項目

個人差が出やすい部分ですが、まずは全社共通で入れる項目を決めておきます。

項目内容必須度
氏名フルネーム(ふりがなは任意)必須
部署名・役職名刺と同じ表記に揃える必須
会社名正式名称(略称は使わない)必須
会社の住所・電話番号名刺と同じ表記推奨
サイトのURLトップページへのリンク推奨
ロゴ画像任意。入れる場合は表示されない場合の代替も用意任意
一言のキャッチコピー任意。入れすぎると長くなる任意

社内メール(社員同士のやり取り)では簡略版、社外向けには正式版と、2種類用意する会社もあります。

ロゴ画像の扱い

メール署名にロゴ画像を入れる場合は、次の点に気をつけます。

  • 画像が表示されない環境がある:受信側のメールソフトの設定によって、画像が自動で表示されない場合があります。ロゴが表示されなくても、会社名が文字で読める配置にしておきます
  • ファイル形式とサイズ:署名用のロゴは、名刺や看板で使う高解像度のデータではなく、画面表示用に軽くした画像(PNGなど)を別途用意します。ファイルサイズが大きいと、メールの送受信が遅くなる原因にもなります
  • 返信・転送を繰り返した見た目:ロゴ画像付きの署名が何度も転送されると、メールが重くなったり、画像が添付ファイルのように表示されたりすることがあります。画像を使わず、会社名と区切り線だけで整えるシンプルな署名を選ぶ会社もあります

ロゴを使うかどうかは、取引先とのやり取りの頻度やメールソフトの環境によって判断が変わるため、必須にせず、入れる場合のルールだけを決めておくのが実務的です。

統一の仕方:テンプレートの配り方

全社で署名を統一する方法は、主に次の2つです。

方法向いている会社特徴
テンプレートファイルを配り、各自で設定する人数が少ない会社導入は簡単だが、設定し忘れる社員が出やすい
メールシステムの管理機能で一括設定する人数が多い会社、情報システム部門がある会社初期設定に手間がかかるが、更新・統一がしやすい

一括設定ができる仕組みを使う場合は、部署名や役職が自動で差し込まれるようにしておくと、個人ごとに手直しする必要がなくなります。テンプレートを配る場合は、変更してよい部分(氏名・部署名)と、変更してはいけない部分(会社名の表記、ロゴの配置)を分けて伝えておきます。

運用のルール

  • 入社・異動時の更新:新しい社員の署名をいつ・誰が設定するかを決めておきます
  • デザインを変えるとき:ロゴや配色を変更した場合、全社の署名を一度に更新する手順を用意しておきます
  • 私用デバイスでの扱い:スマートフォンで会社のメールを確認する社員が多い場合、スマホ用のメールアプリでも同じ署名が設定できるか確認しておきます

気をつけておきたい点

  • 署名が長すぎると、本文よりも署名が目立ってしまい、要件が伝わりにくくなります。基本項目を絞り、キャッチコピーなどの任意項目は入れすぎないようにします
  • スマートフォンの画面では、PCで見たときと改行位置が変わることがあります。配布前にスマホのメールアプリでも見た目を確認しておきます
  • HTML形式の署名は装飾ができる分、メールソフトによって表示が崩れることがあります。シンプルなテキスト中心の署名のほうが、環境を問わず安定して表示されます

よくある失敗パターン

  • 部署によって項目がバラバラになる:営業部だけキャッチコピーを入れている、ある部署だけ住所が旧表記のままになっているなど、更新のタイミングがずれると生じやすい状態です。テンプレートの配布と同時に、変更してよい範囲・変更してはいけない範囲を明文化しておくと防げます
  • 退職した社員の署名が残り続ける:メールアドレスを停止しても、過去のメールに残った署名がそのまま参照されることがあります。社員名を含む署名は、退職時に社内の案内文書などから削除する運用も合わせて決めておきます
  • スマートフォンで見ると改行がずれる:PCで作った署名をそのまま配布すると、スマートフォンの画面幅で折り返しの位置が変わり、読みにくくなることがあります。配布前にスマートフォンのメールアプリでも確認しておきます

署名に載せてよいか迷う項目

基本項目のほかに、載せるかどうか会社ごとに判断が分かれる項目もあります。

項目載せる場合の考え方
SNSアカウントのリンク会社公式のアカウントであれば問題ないが、個人アカウントは分ける
資格・認定の表記業種によっては信頼の材料になるが、全社員が同じ資格を持つわけではないため部署単位で判断する
季節のあいさつ・キャンペーン告知入れる場合は更新を忘れずに行う運用が前提になる。更新が止まると古い告知が残り続ける
法令上の表示事項特定の業種では、取引に関する一定の情報をメールにも記載するよう求められる場合があります。該当するかどうかは業種ごとに異なるため、個別に確認します

任意項目を増やすほど、更新の手間と表記のばらつきのリスクが増えます。入れる項目は必要最小限にとどめ、全社で統一して運用できる範囲に収めるのが安全です。

まとめ

  • メール署名には氏名・部署名・会社名を必須項目として、住所やURLは推奨項目として統一する
  • ロゴ画像を入れる場合は、表示されない環境を想定し、会社名が文字でも分かるようにする
  • 人数が多い会社は、メールシステムの一括設定機能を使うと更新・統一がしやすい
  • 配布前にPC・スマートフォンの両方で見た目を確認しておく

ロゴ画像を署名用に軽くしたデータを別途用意したい場合など、名刺やサイトと合わせたデザインの整理は、サービスと料金で相談できます。

よくある質問

メール署名にロゴ画像は必ず入れるべきですか。

必須ではありません。画像が表示されないメール環境もあるため、ロゴ画像を入れる場合は、画像抜きでも会社名や部署名が文字で分かるようにしておくと、どちらの環境でも情報が伝わります。

部署やメールソフトが違うと、署名の見た目がばらつきませんか。

ばらつきやすい部分です。HTML形式の署名は、送信側と受信側のメールソフトの組み合わせによって、フォントや余白の出方が変わることがあります。配布前に主要なメールソフト・スマートフォンでの見え方を確認しておくと、気づきにくいズレを減らせます。

署名のテンプレートはどうやって全社に配ればよいですか。

ファイルを配って各自で設定してもらう方法と、社内のメールシステムの管理機能で一括設定する方法があります。人数が多い会社では、情報システム部門が一括で設定・更新できる仕組みにしておくと、入社・異動のたびに個別対応する手間を減らせます。

あわせて読みたい

Contact

まずは、どのプランが合うか
ご相談ください。

事業の内容と、いまお使いのロゴや印刷物の状況を伺い、合うプランと日程をお返事します。ご相談は無料です。