ホームページにページを追加する費用|1ページの相場と頼み方
ホームページを公開してしばらくすると、「新しいサービスのページを足したい」「採用のページが欲しい」「事例を1件ずつ載せたい」といった要望が出てきます。そのとき気になるのが、1ページ足すといくらかかるのか、どう頼めば話が早いのか、です。
この記事では、公開済みのホームページにページを足す費用を、既にある型に流し込む場合と、新しくデザインする場合に分けて、公表されている目安で整理します。同じ1ページでも金額が変わる理由、ページと一緒に直す所、頼むときに決めること、依頼文の例、作った会社以外に頼むときの注意までまとめました。
文章の修正や写真の差し替えのような日々の更新を、1回ごとに頼むか月額で頼むかは、ホームページの更新代行の料金で扱っています。ここでは、ページそのものを増やす場合に絞ります。
ページを足す費用の目安
比較サイトが公表している目安を、足し方の型ごとに並べました。いずれも制作会社によって幅があり、税込か税抜かも記事によって違うので、相場をつかむための参考として見てください。
| 足し方 | 中身 | 公表されている目安 |
|---|---|---|
| 型に流し込む | 既にあるページと同じ形に、文章と写真を入れる | 1ページ1,000〜5,000円前後(流し込みの料金を設けている場合) |
| 公開後の追加・修正として頼む | 既にあるデザインの範囲で、ページを足す・直す | 1ページ5,000円〜2万円 |
| 新しくデザインする | 新しい形の下層ページをデザインする | デザイン費だけで1ページ1万5,000円〜3万円 |
| 新しく組み立てる | デザインをブラウザで表示できる形にする | 下層ページ1ページ平均約2万5,000円(中央値約1万8,000円) |
※ 流し込みと組み立ての目安は PRONIアイミツの「コーディング費用相場」の記事(組み立ての額は同社の2020年1月〜2025年11月の発注データの分析)、デザイン費は同社の「CMS構築の料金・費用相場まとめ」、公開後の追加・修正はバリュードメインの「ホームページ作成費用の相場」の記事による。
新しい形のページを1枚作る場合は、デザインと組み立ての両方がかかるので、上の表の2行を足した額が目安になります。下層ページ(トップページから一段以上たどった先のページ)は、トップページより安く見積もられるのが一般的です。
同じ1ページでも金額が変わる理由
ページを足す見積もりは、次の点で大きく変わります。
- 既にある型を使えるか:お知らせや事例のように、同じ形のページを増やすだけなら安く済みます。新しい形が要るなら、デザインから作ります
- 載せる量:文章が長い、写真が多い、表や図があるページは、組む手間が増えます
- ほかの所も直すか:メニュー、トップページ、ページの下の欄などに入口を足す作業が加わります
- 更新の仕組みがあるか:CMS(文章や写真を管理画面から入れ替えられる仕組み)があれば、型のあるページは自社で足せることもあります
- 原稿と写真を誰が用意するか:原稿の作成や撮影を頼むと、その費用が別にかかります
- 作った会社に頼むか:別の会社に頼むと、サイトの作りを調べる手間が加わります
- 急ぐか:公開の日が近いと、急ぎの料金がかかることがあります
見積もりを比べるときは、総額だけでなく、どの作業が入っているかをそろえて見ます。
ページと一緒に直す所
ページは、足しただけでは見つけてもらえません。次の所も一緒に直すかを決めておきます。
| 直す所 | 中身 |
|---|---|
| メニュー | 上の欄やスマートフォンのメニューに項目を足す。数が増えすぎるなら並びを見直す |
| トップページ | 新しいページへの入口(見出しやボタン)を置くか |
| 関わるページ | サービスの一覧や会社概要など、関係するページから案内のリンクを張る |
| ページの下の欄 | 全ページ共通の欄に項目を足すか |
| 問い合わせフォーム | 新しいサービスを、問い合わせの種類の選択肢に足すか |
| ページの説明文 | 検索結果に出る題と説明の文を用意する |
メニューの項目が増えすぎると、かえって探しにくくなります。ページを足すたびに項目を増やすのではなく、全体の並びの中でどこに置くかを考えます。並びの決め方は会社のホームページの構成の例で説明しています。
頼む前に決めること
制作会社に相談する前に、次のことを決めておくと、見積もりが早く、正確になります。
- ページの目的:誰に、何をしてもらうためのページか(問い合わせ、応募、来店など)
- 置き場所:どのページの下に置くか。メニューに出すか
- 似たページ:既にあるページのどれかと同じ形でよいか、新しい形が要るか
- 原稿と写真:自社で用意するか、作成や撮影も頼むか。用意できる時期
- 公開の日:いつまでに出したいか。急ぐ理由があるか
- その後の更新:公開の後に、自社で文章を直せるようにしたいか
とくに3つ目の「似たページ」は、費用にいちばん響きます。既にある事例のページと同じ形でよいなら、流し込みの料金で済むこともあります。
依頼文の例
公開中のホームページに、採用のページを1ページ足したいと考えています。目的は、説明会の申し込みを増やすことです。置き場所は「会社概要」の下を考えています。形は、今の「サービス紹介」のページと同じでかまいません。原稿と写真はこちらで用意し、〇月〇日までにお渡しできます。公開は〇月中を希望します。メニューとトップページへの入口の追加を含めた見積もりをお願いします。あわせて、公開の後に文章を自社で直せるかどうかも教えてください。
見積もりで確かめること
- ページのデザインと組み立てが、それぞれいくらか
- メニュー、トップページ、関わるページの直しが含まれているか
- 原稿の整え、写真の加工が含まれているか
- スマートフォンでの表示の確認が含まれているか
- 修正の回数と、超えたときの料金
- 公開の作業と、公開の後に不具合が見つかったときの扱い
自社で足すか、頼むか
CMS で作られたサイトなら、お知らせや事例のように型のあるページは、自社で足せることがあります。一方、新しい形のページや、メニューの構成を変える作業は、制作会社に頼むほうが安全です。
どこまでを自社でできるようにするかは、最初の制作のときに決めておくのが理想ですが、後から頼むこともできます。頼み方はホームページを自分で更新できるようにするにはで説明しています。
作った会社以外に頼むとき
作った会社と連絡が取りにくい、料金が合わないといった理由で、別の会社に頼むこともあります。その場合は、次のものを渡せるかを先に確かめます。
- 管理画面のアカウント(CMS を使っている場合)
- サーバーの接続の情報
- デザインの元のデータや、使っているフォントの情報
別の会社は、サイトの作りを調べるところから始めるので、最初の1ページは調査の費用がかかることがあります。2ページ目からは、作りが分かっている分、安くなることもあります。
まとめ
- ページを足す費用は、既にある型に流し込むか、新しくデザインするかで大きく変わる
- 新しい形のページは、デザインと組み立ての両方の費用がかかる
- メニューやトップページなど、一緒に直す所も見積もりに入れてもらう
- 頼む前に、目的・置き場所・似たページ・原稿と写真・公開の日を決めておく
よくある質問
ホームページに1ページ足すと、いくらくらいかかりますか。
足し方で大きく変わります。比較サイトの公表している目安では、公開後のページの追加や修正は1ページ5,000円〜2万円、新しくデザインする下層ページはデザイン費だけで1ページ1万5,000円〜3万円とされ、組み立ての費用が別にかかります。既にある型に文章と写真を入れるだけか、新しい形のページを作るかを先に決めると、見積もりを比べやすくなります。
下層ページとは何ですか。
トップページから一段以上たどった先にあるページのことです。会社概要、サービスの紹介、事例、採用などのページが当たります。ページを足す費用の多くは、この下層ページを1枚ずつ足す形で見積もられます。
作った会社とは別の会社にページの追加を頼めますか。
頼めます。ただし、別の会社はサイトの作りを調べるところから始めるので、その分の費用や日数がかかることがあります。管理画面やサーバーのアカウント、デザインの元のデータを渡せるかを先に確かめておくと、話が早く進みます。