LINE広告の費用の目安|課金の仕組みと代理店に頼むときの手数料
LINE のトーク一覧やニュースの画面に出る広告は、店や会社が少ない予算から試せる広告として検討されることが多いものです。ただ、LINE の広告の仕組みは2026年に大きく変わりました。これまでの「LINE広告」は、Yahoo! JAPAN のディスプレイ広告と一つになり、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供されています。
この記事では、LINE の画面に広告を出すときの費用の決まり方を、運営元の LINEヤフー for Business の公式の説明をもとに整理します。統合で何が変わったか、初期費用と最低出稿金額、課金方式、予算の決め方、支払い方法、代理店に頼むときの手数料、アカウントの名義を順に説明し、最後に始める前のチェックリストを付けました。どんな広告を作れば成果が出るかといった運用の考え方は扱いません。
LINE広告は LINEヤフー広告に統合された
LINEヤフー for Business のお知らせでは、広告の仕組みの統合は次の日程で進みました。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2026年4月1日 | 「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」の提供が始まり、LINE と Yahoo! JAPAN の両方の画面に一つの仕組みから配信できるようになった |
| 2026年6月30日 | LINE広告の新規アカウントの申し込みを停止 |
| 2026年10月26日 | LINE広告の新規作成・編集と、日本への広告の配信を停止(同じ日に停止の完了が告知された) |
| 配信停止の後 | 一定の期間、管理画面を読み取り専用で使え、レポートや支払いの履歴を確かめられる |
移行ガイドによると、LINE広告のアカウントのデータや配信の設定は、新しい仕組みへ自動では移りません。移行ツールを使うか、手作業で設定し直します。移行ツールを使うには、認証済みのビジネスマネージャー(会社の情報と広告のアカウントをまとめて管理する仕組み)との連携が必要とされています。
これから LINE の画面に広告を出す場合は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告で申し込むことになります。以下では、統合後の仕組みを中心に、LINE広告のころの決まりも比べながら説明します。
決まった料金はなく、予算は自分で決める
LINEヤフー for Business は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)について、決まった料金や初期費用はなく、広告主が金額を自由に決められると説明しています。申し込みの流れのページのよくある質問でも、初期費用や登録費用はかからず、最低出稿金額もないとされています。LINE広告の料金のページにも、同じく最低出稿金額はないと書かれていました。
- 予算の上限を先に決められ、上限に達すると配信が止まる
- 配信を始めた後に、予算を増やしたり減らしたりできる
- LINE広告の料金のページでは、月数万円からの配信もできるとされていた
ただし、少なすぎる予算には注意がいります。LINE広告の料金のページでは、配信の最適化には学習のもとになるデータがたまる必要があり、目安は30日間で40件とされていました。予算が小さいと、この件数に届くまでに時間がかかります。
課金方式
費用は、広告が表示されたり押されたりしたときに発生する従量課金です。LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)の課金方式は、次の4つです。
| 課金方式 | 費用が発生するとき |
|---|---|
| クリック課金 | 広告が押されたとき。押されなければ費用はかからない |
| ビューアブルインプレッション課金 | 広告が利用者の見える範囲に1,000回表示されたごと |
| 動画再生課金 | 動画が1回再生されたとき |
| 友だち追加課金 | LINE公式アカウントの友だちが1人増えたとき(管理画面では1クリックとして扱う) |
どの広告が出るかは、表示のたびに行われるオークションで決まります。順番は、主に入札価格(1回のクリックなどに払ってよい上限)と広告の品質から決まるとされています。
LINE広告のころは、入札価格に課金方式ごとの最低額がありました。古い見積もりや資料を見るときの参考に並べておきます。
| LINE広告の課金方式 | 入札価格の最低額 |
|---|---|
| クリック課金 | 手動入札24円、自動入札36円 |
| インプレッション課金 | 手動入札で1,000回表示あたり200円 |
| 友だち追加課金 | 手動入札50円、自動入札75円 |
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)の料金のページには、2026年10月に確かめた範囲では、同じ形の最低額の一覧は載っていません。統合後の入札の決まりは、管理画面とヘルプで確かめてください。
予算の決め方
LINEヤフー for Business は、予算の目安を「1件の成果にかけてよい費用 × 目標の件数」で考える方法を示しています。料金のページの例では、1件あたり1,000円で100件を目標にすると、予算の目安は10万円です。
- 広告で増やしたい成果(問い合わせ、来店の予約、友だち追加など)を一つに決める
- 成果1件にかけてよい費用を、売上や利益から決める
- 月に目指す件数を決め、1件の費用と掛け合わせる
- 学習のデータがたまるまでの期間を見込み、最初の数か月は同じ予算で続ける
- 代理店に頼むなら、広告費とは別に手数料を足す
支払い方法と申し込みに必要なもの
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告の料金のページでは、支払い方法を、クレジットカード(前払いか後払い)と銀行振込(前払い)から選べるとしています。前払いと後払いは、選んだ後に変えられません。LINE広告はクレジットカードの支払いでした。
申し込みの流れのページでは、法人の場合、法人番号、法人名、住所、代表者名、担当者の連絡先、広告を出すサイトの URL などを用意するよう案内しています。広告を入稿してから配信が始まるまで1〜3営業日前後かかることがあり、銀行振込を選んだ場合は入金の反映に3営業日程度かかるとされています。
代理店に頼むときの手数料
PRONIアイミツが紹介している LINE の広告に強い代理店の例では、次のような料金の形が挙がっています。
| 料金の形 | 例 |
|---|---|
| 広告費に対する率 | 運用代行の手数料は広告費の20% |
| 率に加えて初期費用 | 手数料は広告費の20%、初月にアカウントの構築費を別に払う |
| 広告費が増えると下がる | 広告費が一定額を超えると、率や定額が下がる段階制 |
代理店に頼んだときの月の支払いは、「広告費 + 手数料 + 初期費用(初月)」で考えます。たとえば広告費が月10万円で、手数料が広告費の20%なら、手数料は2万円で、月の支払いは12万円です(初月は構築費が加わることがあります)。最低料金を決めている代理店では、広告費が小さいと手数料の割合が実質的に高くなります。手数料の相場と最低料金の仕組みは広告運用代行の費用相場で、手数料の計算の違いは広告代理店の手数料の内掛けと外掛けで説明しています。
アカウントの名義を確かめる
代理店に頼む場合も、広告のアカウントは自社の名義で作り、代理店には操作の権限を渡す形にしておくと、代理店を変えるときに配信の記録を失わずに済みます。LINE広告から LINEヤフー広告へ移る今の時期は、新しいアカウントを誰の名義で作るかをとくに確かめます。代理店の名義で作られると、移行の後も代理店の持ち物になります。名義の考え方は広告アカウントは誰の名義にするかにまとめています。
ほかの広告と比べたいときは、Yahoo!広告の費用の目安とMeta(Facebook・Instagram)広告の費用の目安と始め方も参考になります。
始める前のチェックリスト
- LINE広告ではなく、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告で申し込む
- すでに LINE広告を使っている場合は、移行の方法(ツールか手作業か)を決めた
- 広告で増やしたい成果と、1件にかけてよい費用を決めた
- 月の予算の上限を決め、最初の数か月は続けられる額にした
- 課金方式(クリック、表示、動画再生、友だち追加)を目的に合わせて選んだ
- 支払い方法を決めた(前払いと後払いは後から変えられない)
- 法人番号、サイトの URL、担当者の連絡先を用意した
- 代理店に頼む場合は、手数料、初期費用、最低料金を見積もりで確かめた
- 広告のアカウントを自社の名義で作り、代理店には権限を渡す形にした
Lapisデザインラボの広告運用は Google・Yahoo! の検索広告と Instagram・Facebook の広告が対象で、広告費はお客様の広告アカウントから直接お支払いいただく形です。作業の中身は広告運用代行に載せています。
よくある質問
LINE広告に最低出稿金額はありますか。
LINEヤフー for Business の説明では、最低出稿金額はなく、初期費用や登録費用もかかりません。予算の上限を決めて、その範囲で配信できます。ただし、予算が少なすぎると配信の最適化に必要なデータがたまりにくい点には気をつけます。
LINE広告はまだ申し込めますか。
LINE広告は LINEヤフー広告に統合され、LINE広告の新規アカウントの申し込みは2026年6月30日に停止しました。広告の配信も2026年10月26日に停止しました。これから LINE の画面に広告を出す場合は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告で申し込みます。
代理店に頼むと、手数料はいくらくらいですか。
PRONIアイミツが紹介している代理店の例では、運用代行の手数料を広告費の20%とするものが多く、初月にアカウントの構築費を別に取る例や、広告費が増えると率が下がる例もあります。手数料の仕組みと最低料金は代理店ごとに違うので、見積もりで確かめます。
参考にした資料
- LINE広告の料金と予算の考え方|LINEヤフー for Business
- LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)の料金・費用|LINEヤフー for Business
- 「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて|LINEヤフー for Business
- 【LINE広告】LINE広告の機能停止および配信終了スケジュールのご案内|LINEヤフー for Business
- 【LINE広告】配信停止完了に関するお知らせ|LINEヤフー for Business
- LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド|LINEヤフー for Business
- LINEヤフー広告をはじめよう|アカウント作成〜申し込み流れ|LINEヤフー for Business
- LINE広告の出稿にかかる費用はいくら?|PRONIアイミツ