Meta(Facebook・Instagram)広告の費用の目安と始め方

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「Instagram に広告を出したら、どのくらいお客様が増えるのか」「いくらかければいいのか」。Instagram や Facebook の広告は、スマートフォンのアプリからでも出せる手軽さがある一方、決まった料金表が無いので、予算の決め方に迷います。

この記事では、Meta(Facebook・Instagram)の広告の費用が決まる仕組みと、小さなお店や会社が予算を決めるときの考え方、始める前の準備をまとめます。画面の名前や手順は変わることがあるので、実際の操作はその時点の Meta のヘルプで確かめてください。

費用が決まる仕組み

Meta の広告は、決まった枠を買うのではなく、同じ相手に広告を見せたいほかの広告主と競う仕組みです。自分で決めるのは、主に次の3つです。

決めること中身
予算1日あたりの予算か、期間全体の予算(通算予算)か
期間いつからいつまで出すか
見せる相手地域、年齢、興味など

実際にいくら使われるかは、決めた予算の範囲で、見せる相手の広さや、ほかの広告主との競い合い、広告への反応によって変わります。同じ予算でも、見せる相手が狭すぎたり、画像が見られずに素通りされたりすると、得られる反応は少なくなります。

検索の広告との違い

Google の検索の広告Meta の広告
見せる相手その語で検索している人地域や興味などで選んだ人
相手の状態すでに探しているまだ探していないことが多い
結果を左右するもの検索語、広告の文章、訪れるページ画像や動画、最初の一文
向いていることすぐにでも頼みたい人を集める知ってもらう、興味を持ってもらう

たとえば、水回りの修理のように「困ったときに検索して頼む」仕事は検索の広告が向き、飲食店や美容室、雑貨のように「見て行きたくなる」ものは Meta の広告が向きやすい、という違いがあります。どちらか一方に決める必要はありませんが、予算が少ないうちは、自社のお客様がどちらで自社を見つけていそうかを考えて、先に試す方を決めます。Google 広告の予算の考え方はGoogle広告の費用の目安で説明しています。

予算は1件の費用から逆算する

予算の決め方は、検索の広告と同じです。問い合わせや予約1件に、いくらまでかけられるかを先に決めます。

項目例
お客様1人の粗利(初回)5,000円
2回目以降も来てくれる見込み平均3回
お客様1人の粗利(合計)1.5万円
1人の新しいお客様にかけられる広告費5,000円
月に増やしたい新しいお客様10人
月の予算の目安5万円

※ 計算の例です。粗利や来店の回数は、お店ごとに大きく違います。

来店を繰り返してくれる業種では、初回の売上だけで考えると、かけられる広告費を小さく見積もりすぎることがあります。反対に、1回きりの買い物が多い業種では、初回の粗利の中に広告費を収める必要があります。

見せる相手の決め方

小さなお店が予算を無駄にしやすいのは、見せる相手を広げすぎることです。来店してもらうお店なら、まずお店から通える範囲に地域を絞ります。年齢や性別も、実際のお客様に近い範囲から始めます。

反対に、地域も興味も細かく絞りすぎると、見せられる人が少なくなり、同じ人に何度も広告が出たり、反応が集まらなかったりします。最初は「地域だけ絞り、ほかは広め」で始め、反応を見ながら調整すると、判断しやすくなります。

何を見て続けるかを決める

始める前に、何の数字を見て続けるかやめるかを決めておきます。「いいね」の数や表示の回数は増えやすい数字ですが、それだけでは来店や問い合わせにつながったかが分かりません。予約の数、問い合わせの数、クーポンの利用の数など、売上に近い数字を1つ決め、月ごとにその数字と広告費を並べて見ます。

画像と動画にかかる費用

Meta の広告は、画像や動画の出来が結果を大きく左右します。広告費とは別に、次の費用や手間を見ておきます。

  • 写真の撮影(自分で撮るか、撮影を頼むか)
  • 画像や短い動画の制作
  • 反応を見ながら差し替えるための、追加の画像

同じ画像を長く出し続けると、同じ人に何度も見せることになり、反応が落ちやすくなります。月に何回かは差し替えられるよう、画像を何枚か用意しておくと安心です。代理店に頼む場合は、画像の制作が手数料に含まれるか、1枚ごとに別料金かを確かめます。

始める前の準備

  1. Facebook ページと Instagram のアカウント:広告の出し主として表示されるページとアカウントを用意する。Instagram はプロアカウント(ビジネスやクリエイター)に切り替えておく
  2. ビジネスポートフォリオ:広告アカウントやページを会社として管理する場所を、会社で管理するメールアドレスで作る
  3. 支払いの方法:自社のカードなどを広告アカウントに登録する
  4. 訪れる先:広告を押した人が行く先(ホームページ、予約のページ、Instagram のプロフィールなど)を決め、中身を広告とそろえる
  5. 数える仕組み:予約や問い合わせの数をどう数えるかを決める

Instagram のアプリの「宣伝する」から、投稿をそのまま広告にすることもできます。手軽に試すにはよい方法ですが、細かな設定や、あとで代理店に任せることを考えるなら、ビジネスポートフォリオで広告アカウントを会社として管理しておく方が安心です。

代理店に頼むときの権限

Meta のビジネスヘルプセンターには、「ビジネスポートフォリオでパートナーにビジネスアセットへのアクセス許可を付与する」という案内があり、代理店などの別の会社に、自社の広告アカウントやページへのアクセスを渡せる仕組みが用意されています。

この形なら、広告アカウントとページは自社のものとして持ったまま、代理店に作業の権限だけを渡せます。代理店にログインの情報を教える必要はなく、契約が終わったらパートナーへのアクセスを外せば済みます。持ち方の考え方は広告アカウントは誰の名義にするかで説明しています。

投稿を頼む形の広告とステマの規制

広告の枠を使うかわりに、インフルエンサーなどに投稿を頼む方法もあります。消費者庁は、令和5年10月1日から、広告であることを隠したステルスマーケティングは景品表示法の違反になると案内しています。

お金や商品を渡して投稿を頼み、投稿の中身に関わる場合は、その投稿は自社の広告として扱われることがあります。頼むときは、広告であることが分かる表示をしてもらい、表示の仕方を事前に取り決めておきます。個別の表示が問題ないかの判断は、必要に応じて専門家に相談してください。

代理店に頼む場合の合計

代理店に運用を頼む場合は、広告費に加えて手数料と、画像の制作の費用がかかります。手数料の形と最低料金によっては、広告費が少ないうちは手数料の割合が高くなります。見積もりの比べ方は広告運用代行の費用相場に、手数料の計算の仕方は広告代理店の手数料の内掛けと外掛けにまとめています。

Lapisデザインラボの広告運用では、Meta の広告はパートナーへのアクセスの付与で権限をいただき、広告費は依頼する会社のアカウントから直接払っていただく形です。料金と作業の中身は広告運用代行に載せています。

よくある質問

Instagramの広告は、いくらから出せますか。

Instagram や Facebook の広告は、決まった料金表があるのではなく、自分で1日の予算や期間の予算を決めて出す仕組みです。少ない額から試すこともできますが、少なすぎると広告を見た人の反応が集まらず、良し悪しを判断できません。月の予算は、問い合わせや予約1件にかけられる額から逆算して決めるのがおすすめです。

Meta広告とGoogle広告は、何が違いますか。

Google の検索の広告は、すでに探している人に、検索の結果の中で広告を見せます。Meta の広告は、Instagram や Facebook を見ている人のうち、地域や年齢、興味などで選んだ相手に広告を見せます。まだ探していない人に知ってもらうのに向く一方、画像や動画の出来が結果を大きく左右します。

インフルエンサーに投稿を頼むのも、広告になりますか。

お店や会社がお金や商品を渡して投稿を頼み、投稿の中身に関わる場合は、広告として扱われることがあります。消費者庁は、令和5年10月1日から、広告であることを隠したステルスマーケティングは景品表示法の違反になると案内しています。頼むときは、広告であることが分かるように表示してもらいます。

参考にした資料

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