チラシのサイズの選び方|A4・B5・A5の違いと使い分け

/ Lapisデザインラボ

チラシのサイズで迷ったときは、紙面に何を載せたいかより先に、どうやって配るかで決めると迷いません。新聞に折り込むのか、郵便受けに入れるのか、店頭で手渡すのか、封筒に同封するのかで、扱いやすい大きさがほぼ決まるからです。

この記事では、チラシでよく使われるA4・B5・A5・B4の寸法と大きさの違い、配り方ごとのサイズの選び方、片面か両面か・折るかどうかの決め方をまとめます。紙面の中の要素の置き方はチラシの構成の定石、費用の目安はチラシの作成費用の相場で扱っているので、ここではサイズの選び方に絞ります。

A判とB判の寸法の一覧

日本で使われる紙の仕上がりの寸法は、JIS(日本産業規格)の「紙加工仕上寸法」で決まっています。A判は国際規格と同じ寸法、B判は日本独自の寸法です。チラシでよく使うものを並べると次のとおりです。

サイズ寸法(mm)A4と比べた大きさチラシでの主な使い方
A3297×420A4の2倍二つ折りにしてA4の4ページとして使う
B4257×364A4の約1.5倍新聞折込で最もよく見かける大きさ
A4210×297基準店頭・ポスティング・同封・掲示など何にでも使える
B5182×257A4の約0.75倍ポスティング、教室や講座の案内
A5148×210A4の半分店頭の手渡し、商品への同封、レジ横
A6105×148A4の4分の1はがき大のカード、クーポン

A判は、同じ列の数字が1つ増えるごとに面積が半分になります。A3を半分にするとA4、A4を半分にするとA5です。B判も同じで、B4を半分にするとB5になります。A判とB判の間は、B5がA4とA5の間、B4がA3とA4の間という関係です。

配り方ごとのサイズの選び方

配り方ごとに、よく選ばれるサイズとその理由を整理します。

配り方よく選ばれるサイズ理由と注意点
新聞折込B4(ほかにA4・B3)新聞の間に挟んで配るため、新聞を折った大きさに収まるものが扱いやすい。大きいものは折って納める
ポスティングA4・B5郵便受けに入れやすい大きさ。A4は二つ折りにして入れることもある
店頭での手渡し・レジ横A5・A4手に取りやすく、かばんに入れて持ち帰りやすい
掲示(店頭・掲示板)A4・A3少し離れて読むので、文字を大きく取れるサイズにする
封筒への同封・郵送A4(三つ折り)・A5封筒の大きさと、郵便の料金の区分から逆算する
商品の箱や袋に入れるA5・A6箱の内寸に収まる大きさにする

新聞折込のサイズ

新聞折込は、新聞の販売店を通じて朝刊などに挟んで配る方法です。折込会社や印刷会社の案内では、B4が最もよく使われる大きさとして紹介されていて、A4や、売り出しのチラシではB3も使われます。B3のような大きいものは、折った状態で納めるのが一般的です。

ただし、受け付けるサイズ・紙の厚さ・納める形は、折込会社によって違います。**デザインを始める前に、配布を頼む会社に「このサイズで受けられるか」「折って納める必要があるか」を確かめてください。**後から分かると、レイアウトを作り直すことになります。

ポスティングのサイズ

ポスティングは、配布員が一軒ずつ郵便受けに入れる方法です。A4かB5がよく使われます。A4を二つ折りにして入れる場合は、折ったときに外に出る面に、見出しと店名が見えるように構成しておきます。紙が薄すぎると郵便受けの中で折れ曲がりやすいので、紙の厚さも印刷会社と相談します。紙の種類は紙と加工の選び方にまとめています。

封筒に入れて郵送するサイズ

チラシを封筒で送るときは、封筒と郵便の区分から逆算します。よく使われる組み合わせは次のとおりです。

チラシ封筒封筒の寸法郵便の区分
A4を三つ折り長形3号120×235mm定形郵便物の大きさに収まる
A4を四つ折り長形40号90×225mm定形郵便物の大きさに収まる
A4を折らずに角形2号240×332mm定形外郵便物

定形郵便物は、長さ14〜23.5cm・幅9〜12cm・厚さ1cm以内・重さ50g以内と決められていて、料金は110円です(2026年10月時点の日本郵便の規定)。A4を折らずに送れる角形2号の封筒は、定形外郵便物の料金になります。封筒そのもののデザインは会社の封筒のデザインを参照してください。

A4とB5、A4とA5の違い

検索でよく比べられる組み合わせについて、違いを具体的に見ておきます。

A4とB5

B5はA4よりひと回り小さく、面積はおよそ4分の3です。A4は書類と同じ大きさなので、受け取った人がファイルに綴じたり、壁に貼ったりしやすいのが利点です。B5は軽く、郵便受けに入れやすく、紙代も少し抑えられます。載せる情報が多いならA4、伝えることを1つに絞れるならB5、という分け方が目安です。

A4とA5

A5はA4のちょうど半分です。A4の版で2枚分を一度に刷れるため、印刷の面付け(1枚の大きな紙に並べて刷ること)の効率がよく、部数が多いときに扱いやすい大きさです。紙面が小さいぶん、載せる情報は見出し・写真1点・申し込み方法くらいに絞ります。

片面か両面か、折るかどうか

サイズと一緒に決めるのが、面と折りです。

  • 片面:掲示や新聞折込で、ひと目で伝えたいとき。裏が白いので、掲示しても裏が透けにくい
  • 両面:表で興味を引き、裏で詳しい内容(メニュー・料金の一覧・地図・よくある質問)を伝えたいとき
  • 二つ折り・三つ折り:ページをめくる順番で読ませたいとき。三つ折りの面の順番と原稿の割り振りは三つ折りパンフレットの作り方を参照してください

両面にするか迷ったら、「裏面に載せるものが本当にあるか」で決めます。裏面を埋めるために情報を足すと、表面の見出しの力が弱まります。

サイズを決める前のチェックリスト

デザインを頼む前に、次の点を確かめておきます。

  • 配り方(新聞折込・ポスティング・店頭・同封・掲示)が決まっている
  • 新聞折込なら、折込会社に受け付けるサイズと納める形を確かめた
  • 郵送するなら、封筒の大きさと、定形か定形外かを確かめた
  • 掲示するなら、掲示する場所の大きさと、読む人との距離を確かめた
  • 片面か両面か、折るかどうかを決めた
  • 部数と、印刷物を受け取りたい日が決まっている

サイズを含めて依頼の内容をまとめる方法は、チラシの作成を頼むときの依頼書の書き方にテンプレートを載せています。ネット印刷と地域の印刷会社の使い分けはネット印刷と印刷会社の使い分けを参照してください。

まとめ

チラシのサイズは、配り方から決めます。新聞折込はB4を中心に折込会社の受け付けるサイズに合わせ、ポスティングはA4かB5、店頭ではA5かA4、郵送では封筒と郵便の区分から逆算します。A4とB5は面積でおよそ4対3、A4とA5は2対1の関係です。

Lapisデザインラボでは、チラシなどの印刷物の制作と印刷の手配をお受けしています。内容は料金プランをご覧ください。

よくある質問

A4とB5は、どれくらい大きさが違いますか。

A4は210×297mm、B5は182×257mmで、B5はA4よりひと回り小さく、面積はおよそ4分の3です。A4は書類と同じ大きさでファイルに綴じやすく、B5は手に持ったときに軽く、ポスティングで郵便受けに入れやすい大きさです。

新聞折込のチラシは何サイズで作ればよいですか。

B4で作られることが多く、A4やB3も使われます。B3のように大きいものは、折って納めるのが一般的です。受け付けるサイズや納め方は折込会社ごとに違うため、デザインを始める前に配布を頼む会社に確かめてください。

チラシを封筒に入れて郵送するとき、どのサイズがよいですか。

A4を三つ折りにして長形3号の封筒(120×235mm)に入れる形がよく使われます。この封筒は定形郵便物の大きさに収まり、重さが50g以内なら定形郵便物の料金で送れます(2026年10月時点の日本郵便の規定)。最初から三つ折りで読める構成にしておくと、開いたときの見え方が整います。

参考にした資料

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