フランチャイズの店のGoogleビジネスプロフィール|本部と加盟店のどちらが持つか

/ Lapisデザインラボ

フランチャイズの店は、看板は本部のブランドでも、店を営むのは加盟店の会社や個人です。そのため、Googleマップに出る店舗の情報(Googleビジネスプロフィール)を「本部と加盟店のどちらが持つのか」が、決まらないまま進んでしまうことがあります。加盟店が開店のときに自分で作った、本部がまとめて作った、業者が作った、が店ごとに混ざると、営業時間ひとつ直すのにも誰に頼めばよいか分からなくなります。

この記事では、フランチャイズの店のビジネスプロフィールの持ち方を3つの形で比べ、店名の決まり、口コミの返信の分担、MEO を誰が頼むか、加盟の契約が終わるときの扱いまでを整理します。最後に、本部と加盟店で取り決めておく項目を一覧にします。

持ち方は3つの形がある

Google の決まりは、店舗のプロフィールのオーナーを本部と加盟店のどちらにするかを決めていません。本部と加盟店で決めることになります。よくある形は次の3つです。

形オーナーもう一方の権限長所短所
本部が持つ本部加盟店は管理者店名・写真・投稿をそろえやすい。店が替わっても情報が残る加盟店が細かい更新をしにくい。本部の手間が増える
加盟店が持つ加盟店本部は管理者かオーナー店が自分で素早く更新できる店ごとに見え方がばらつく。辞めるときに本部が手を出せない
両方がオーナー本部と加盟店―どちらも権限を整えられる誰がメインのオーナーかを決めておかないと揉める

店舗の数が多いチェーンでは、本部がビジネス拠点グループのオーナーになり、各店のプロフィールをグループにまとめる形がよく使われます。Google のヘルプでは、グループの管理者はグループの中のすべてのプロフィールを編集できますが、ほかのユーザーを足したり外したりはできないとされています。本部の担当者をグループのオーナーに、加盟店の担当者を個々の店のプロフィールの管理者にする、という分け方ができます。

店名・電話番号・ウェブサイトの決まり

Google のビジネス情報のガイドラインには、チェーンの店にかかわる決まりがいくつかあります。

  • 同じ名称を使う:同じ国のチェーンの店は、どこの店でも同じ名称を使うとされています。店によって書き方を変えることはできません
  • ブランド名でプロフィールを作れる:フランチャイズを含め、専属の契約を結んだ店は、そのブランド名でプロフィールを作れるとされています
  • 店名に余計な語を足さない:店名に地域名やサービス名、店舗コードを足すことは認められていません
  • 電話番号は店の直通:できる限り、その店に直接つながる番号を使うとされています
  • ウェブサイトは店のページへ:URL はその店のページにつなぐとされています。本部のサイトの中に、店ごとのページを用意しておくと整えやすくなります

ガイドラインに反すると、プロフィールが停止されることがあります。加盟店が独自に業者へ頼むときも、この決まりは同じです。

口コミの返信をどちらがするか

口コミは店ごとのプロフィールにつきます。返信をどちらがするかで、手間と見え方が変わります。

分担向いている場合決めておくこと
加盟店が返す店の様子を知る人が返したい返信の言葉づかいのひな形、苦情のときに本部へ知らせる線
本部が返すブランドとして同じ調子で返したい店から事情を聞く手順、返すまでの日数
加盟店が下書きし、本部が確かめる苦情が多い業種確かめる人と、急ぎのときの扱い

料理の味や接客のような店ごとのことは加盟店、ブランドの方針にかかわることは本部、と分けておくと迷いが減ります。

MEO を本部がまとめて頼むか、加盟店が頼むか

頼み方長所気をつけること
本部がまとめて業者に頼む店ごとの差が出にくい。1店あたりの費用を抑えやすい費用を加盟店にどう割り振るか。店ごとの事情が投稿に出にくい
加盟店が自分で業者に頼む店の商圏や事情に合わせられる本部の許可が要るか。ガイドラインに反する作業を頼まないか

加盟店が自分で業者と契約するときは、業者をオーナーにせず管理者として招待し、本部の権限を外さないようにします。Google のサードパーティ ポリシーも、お客様(この場合はプロフィールを持つ側)が常にオーナーの権限を持っていることを業者に求めています。業者の選び方はMEO業者の選び方で、権限の渡し方はGoogleビジネスプロフィールの管理者の追加で説明しています。

新しい店を開くときの段取り

持ち方を決めたら、新しい店を開くたびに同じ順で進めると、店ごとのばらつきが出ません。

  1. 本部が、決まった Google アカウントでプロフィールを作る(本部が持つ形の場合)。加盟店が持つ形なら、加盟店に会社として持つアカウントを用意してもらう
  2. 店名・カテゴリ・電話番号・店のページの URL を、本部の決まりどおりに入れる
  3. オーナー確認を済ませる。確認のはがきや電話が店に届く場合があるので、受け取る人を決めておく
  4. もう一方を、決めた権限で招待する
  5. 営業時間・写真・メニューを、開店の前に入れる
  6. 誰がどの立場かを、本部の一覧に書く

開店の準備で忙しい時期に、加盟店の担当者がその場の判断で自分の個人のアカウントで作ってしまう、というのがいちばん多い行き違いです。開店の段取りの表に、ビジネスプロフィールの項目を入れておきます。担当者の個人のアカウントにしない持ち方は、ホームページのアカウントの棚卸しの考え方とも共通します。

加盟の契約が終わるときの扱い

いちばん揉めやすいのが、加盟の契約が終わるときです。口コミや写真はプロフィールについているため、どちらが持ち続けるかで、店にとっても本部にとっても大きな違いが出ます。

  • 店を閉じる:オーナーが閉業のマークを付けます。Google のヘルプでは、閉業のマークを付けても検索結果に残る場合があり、閉業していることが示されるとされています
  • 同じ場所で別の店が加盟して営業を続ける:本部が持つ形なら、新しい加盟店を管理者に入れ替えて続けられます
  • 加盟店が屋号を変えて営業を続ける:プロフィールをどちらが持ち、ブランド名をいつ外すかを、契約の時点で決めておく必要があります

どの場合でも、「契約が終わったら何日以内に、誰が誰を外すか」を書面にしておくと、権限の取り合いになりません。

取り決めておく項目の一覧

加盟の契約書か、別の運用の決まりに、次の項目を書いておきます。

  • 各店のプロフィールのメインのオーナーを、本部と加盟店のどちらにするか
  • もう一方に渡す権限(オーナーか管理者か)
  • 店名・カテゴリ・写真・投稿を、どちらが決めて誰が載せるか
  • 営業時間や臨時休業を、誰がいつまでに反映するか
  • 口コミの返信の分担と、苦情のときの知らせ方
  • MEO を頼むのは本部か加盟店か。加盟店が頼むときの許可と決まり
  • 加盟の契約が終わったときに、プロフィールをどう扱い、誰を外すか

すでに店ごとにばらばらになっている場合の整え方は、複数店舗のGoogleビジネスプロフィールを任せるときで説明しています。Lapisデザインラボの Googleマップ集客(MEO)は1店舗ごとのご契約で、店舗が複数ある場合は数を伺ってお見積りします。詳しくは運用・集客サポートをご覧ください。

よくある質問

フランチャイズの店のビジネスプロフィールは、本部と加盟店のどちらがオーナーになるべきですか。

Googleの決まりで一律に決まるものではありません。店名や見え方をそろえやすいのは本部がオーナーになる形、加盟店が自分で動きやすいのは加盟店がオーナーになる形です。どちらにしても、もう一方をオーナーか管理者として加え、加盟の契約が終わったときの扱いまで書面で決めておくのが安全です。

加盟店が自分でMEOの業者と契約してもよいですか。

本部の決まりによります。契約する前に、本部の許可が要るか、店名や写真・投稿の決まりがあるかを確かめます。契約するときも、業者はオーナーではなく管理者として招待し、本部の権限を外さないようにします。

加盟店の店名に、ブランド名を入れてよいですか。

Googleのビジネス情報のガイドラインでは、フランチャイズを含む専属の契約を結んだ店は、そのブランド名でプロフィールを作れるとされています。同じ国のチェーンの店は、どの店でも同じ名称を使うことも求められています。

参考にした資料

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