MEOのツールの料金|業者に頼む場合と自社でツールを契約する場合の比べ方

/ Lapisデザインラボ

Googleマップの店舗情報の対策(MEO)を考え始めると、業者からの提案のほかに、「ツールを入れれば自分でできます」という案内も目に入ります。ツールの月額は業者の月額よりずっと安く見えますが、ツールが何を肩代わりし、何が社内に残るのかが分からないと、正しく比べられません。

この記事では、MEO のツールでできることと料金の幅、課金の仕組みを整理し、業者に頼む場合と、社内の作業時間まで入れた合計で比べる方法を説明します。業者に頼む場合の料金の相場はMEO対策の費用相場にまとめています。

まず、Google の管理画面だけでできること

ツールの前に、無料でできる範囲を確かめておきます。Google のサードパーティ ポリシーは、業者に対して、ビジネスプロフィールそのものは追加の料金がかからない道具だと、お客様に伝えるよう求めています。

ビジネスプロフィールの管理画面では、情報の編集、写真の追加、投稿、予約の投稿、口コミへの返信ができ、表示された回数・電話・経路の検索・ウェブサイトへのクリックなどの数字も見られます。店舗が1つで、毎月の数字を見て手で更新するだけなら、ツールが無くても始められます。

MEO のツールでできること

ツールが加えてくれるのは、主に次の5つです。

機能中身向いている場面
順位の計測決めた検索語で、地図の検索結果に何番目に出るかを毎日などの間隔で記録する狙う検索語がはっきりしている
口コミの管理口コミの一覧、届いたときの知らせ、返信の文のひな形口コミが多く、返し漏れが出る
投稿の予約投稿を先の日付に予約し、複数の店舗に同じ投稿を出す店舗が複数ある
一括の更新祝日の営業時間などを、複数の店舗にまとめて反映する店舗が複数ある
分析と報告数字の推移を表やグラフにし、報告書の形で出す社内や本部に毎月報告する

1店舗のお店で効きやすいのは、順位の計測と口コミの管理です。投稿の予約や一括の更新は、店舗が多いほど手間が減ります。

ツールの料金の幅と、課金の仕組み

ITトレンドの MEO ツールの比較(2026年8月更新)に載っている月額は、数百円からのものから、1万円台からのものまで幅があります。初期費用がかかる製品もあり、料金を問い合わせで決める製品も多く載っています。金額は時期によって変わるので、契約の前に各社の料金のページで確かめます。

料金が変わる主な要素は次のとおりです。

  • 店舗の数:ビジネスプロフィール1件ごとに料金がかかる形が多い
  • 計測する検索語の数:「地域名+業種」の語をいくつ測るかで料金が上がる
  • 計測の細かさ:1か所から測るか、店の周りの何か所もの地点から測るか
  • 付いてくる支援:初期設定の代行や、担当者の相談が付くか

業者に頼む場合との違い

比べる点自社でツールを契約する業者に月額で頼む
毎月の支払いツールの月額業者の月額(ツールの費用を含むことが多い)
投稿の文と写真社内で作る業者が作る(中身は契約による)
口コミへの返信社内で書く業者が下書きし、お店が確かめる形が多い
結果の読み取りと次の手社内で考える業者が提案する
社内に要る時間多い確認と返事の時間

ツールは作業の「手間」を減らしますが、「何を書くか、次に何をするか」を決める部分は残ります。業者に頼むと、その部分まで含めて払うことになります。業者の月額にどの作業が入っているかは、見積書に回数まで書いてもらって確かめます。業者の比べ方はMEO業者の選び方で説明しています。

社内の時間まで入れて合計で比べる

比べるときは、ツールの月額だけでなく、社内でかかる時間をお金に直して足します。たとえば、ツールを使っても投稿・口コミの返信・数字の確認で月に8時間かかり、その作業をする人の時給を2,000円と置くと、社内の手間は月に16,000円分です。

項目自社でツール業者に頼む
月額ツールの月額業者の月額
社内の時間 × 時給作業の時間(例:8時間)確認の時間(例:1〜2時間)
最初の整備社内でする時間初期費用
合計(1年)上の合計 × 12か月+最初の整備上の合計 × 12か月+初期費用

上の時間と時給は計算のための仮の数字です。自社の実際の時間で置き換えてください。合計が近いなら、社内にノウハウが残るツールを選ぶ、本業の時間を空けたいなら業者に頼む、というように、お金以外の理由で決められます。

店舗の数で、向いている形が変わる

店舗の数向いている形の例理由
1店舗Google の管理画面だけ、または計測のツールだけ一括の更新は要らない。手間の多くは投稿と口コミの返信
2〜5店舗口コミの管理と投稿の予約ができるツール、または業者店ごとに同じ作業を繰り返す手間が増える
10店舗以上一括の更新ができるツールに、本部の担当者を置く。作業を業者に任せる形も祝日の営業時間の反映だけでも、手で直すと時間がかかる

店舗が増えるほど、ツールの料金は店舗の数に比例して上がり、業者の料金も店舗ごとに見積もられることが多くなります。店舗が多いときは、1店あたりの料金が下がる仕組みがあるかも聞いておきます。

無料のツールや、お試しの期間の注意

無料で使えるツールや、無料のお試しの期間がある製品もあります。気軽に試せる反面、次の点を確かめてから始めます。

  • お試しの期間が終わると、自動で有料の契約に切り替わるか
  • 切り替わらないようにするには、いつまでに、どの方法で断ればよいか
  • 無料の範囲で、店舗の数や検索語の数に上限があるか
  • お試しをやめたとき、Google アカウントへのつなぎを外す方法

お試しの期間の終わりを社内の予定表に入れておくと、気づかないうちに有料になるのを防げます。

ツールを選ぶときに確かめること

  • 料金が店舗ごとか、アカウントごとか。検索語の数で上がるか
  • 順位をどこから、どの間隔で測るか(1か所か、周りの何か所か)
  • 最低の契約期間と、解約の連絡の期限
  • 解約したとき、これまでの計測の記録を書き出せるか
  • 管理者の権限でつなげるか。オーナーの権限を渡す必要は無いか
  • どの Google アカウントでつないだかを、社内の一覧に控えたか

ツールをつなぐときは、Google アカウントへのアクセスを許可します。解約したら、Google アカウントの「リンク済みアプリ」の画面で、そのツールのアクセス権を外します。外さないままだと、使っていないツールが店舗の情報に触れる状態が残ります。

業者がツールを使っている場合

業者の多くも、計測や報告にツールを使っています。見積もりを取るときは、次のことを聞いておきます。

  • ツールの費用は月額に含まれているか、別に請求されるか
  • 報告の画面を、お店も直接見られるか
  • 解約したとき、報告の記録を受け取れるか

業者のツールの画面だけに記録があると、業者を変えたときに過去の数字が手元に残りません。ビジネスプロフィールの管理画面の数字は、オーナーである自社がいつでも見られるので、業者の報告と見比べる習慣をつけておくと安心です。

Lapisデザインラボの Googleマップ集客(MEO)の作業の中身と月額は、運用・集客サポートに載せています。

よくある質問

MEOのツールの料金は、月にいくらくらいですか。

比較サイトに載っている月額は、数百円から1万円台まで幅があり、料金を問い合わせで決める製品も多くあります。店舗の数や、順位を測る検索語の数で料金が変わる仕組みが多いので、自社の店舗数と測りたい語の数で見積もりを取ります。

ツールを入れれば、業者に頼まなくてもよいですか。

ツールが代わりにしてくれるのは、順位の計測、口コミの一覧、投稿の予約、報告の作成といった作業の手間の部分です。投稿の文や写真を作る、口コミに返す文を考える、結果を見て次に何をするか決める、といった作業は社内に残ります。その時間を社内で取れるかで決めます。

ツールを契約するとき、Googleアカウントについて気をつけることはありますか。

ツールをビジネスプロフィールにつなぐとき、Googleアカウントへのアクセスを許可します。どのアカウントで許可したかを控え、解約したらGoogleアカウントの「リンク済みアプリ」の画面からアクセス権を外します。オーナー権限そのものをツールの会社に渡す必要があるかも、契約の前に確かめます。

参考にした資料

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