会社の名入れカレンダーを作る|種類・部数・注文の時期
年末の挨拶回りや発送に合わせて配る名入れカレンダーは、取引先のオフィスや店舗に1年間置いてもらえる、息の長い販促物です。一方で、種類や部数、注文の時期を決めるのに迷い、気づけば年末の繁忙期に入ってしまうこともあります。
この記事では、名入れカレンダーの種類、ロゴの入れ方、注文の時期と部数の決め方、費用が決まる要素をまとめます。
カレンダーの種類
名入れカレンダーは、主に3つの種類に分かれます。
| 種類 | 特徴 | 向いている配り先 |
|---|---|---|
| 壁掛け | 1年中掛けておける。毎月めくるたびに目に入る | オフィス、店舗の事務所、取引先の会議室 |
| 卓上 | デスクに置く小型のカレンダー。省スペース | 窓口、受付、デスクワークの多い取引先 |
| ポスター型(1枚もの) | 1枚の大きな紙に12か月分、または季節の写真を載せる | 写真やイラストを大きく見せたいとき、店舗の装飾を兼ねたいとき |
配る相手がどこに置くかを想像すると選びやすくなります。デスクに置いてもらいたいなら卓上、1年を通して壁に掛けておいてもらいたいなら壁掛けが向いています。
ロゴ・社名の入れ方
ロゴや社名は、台紙の余白に毎月同じ位置・同じ大きさで入れるのが基本です。
- 位置:写真やイラスト、日付の数字の邪魔にならない下部や隅に置く
- 大きさ:小さすぎると気づかれず、大きすぎると広告色が強く出すぎる。名刺やショップカードで使っているロゴの大きさの感覚を目安にする
- 色:コーポレートカラーの決め方で決めた色を使うと、名刺や他の販促物との統一感が出る
- 連絡先:電話番号やウェブサイトを小さく添えておくと、配った後も連絡先として機能する
写真やイラストを使う場合は、月替わりで変える方法と、1年を通して同じ写真を使う方法があります。地域の風景や自社の商品を使う場合は、1年分の素材をまとめて用意しておくと、途中で素材が足りなくなる事態を防げます。
注文の時期
名入れカレンダーは年末に配るため、発注の時期が印刷会社の混み合う時期と重なることがあります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 配布の2〜3か月前 | 種類・部数・デザインの方向を決め、発注先を決める |
| 配布の1〜2か月前 | デザインを確定し、校正を終えて入稿する |
| 配布の2〜4週間前 | 印刷・製本を終え、届いたものを確認する |
年末が近づくほど印刷会社が混み合い、納期に余裕が持てなくなります。毎年配っている場合は、前年の配布のタイミングを記録しておき、翌年は同じ時期に着手すると、慌てずに準備できます。
部数の決め方
部数は、配る相手の数に、次のような余裕分を足して決めます。
- 既存の取引先・お客様の数
- 今年度中に新しく取引が始まった相手
- 店舗や事務所に置く自社用の分
- 破損や配布漏れに備えた予備(少部数の注文では、やや多めに頼んでおくと安心です)
印刷は、まとめて刷るほど1部あたりの単価が下がりやすい傾向があります。一方で、余らせすぎると翌年には使えない(年が変わると価値がなくなる)販促物のため、過去の配布実績をもとに、必要な数に近い部数で発注するのが無駄を減らすコツです。
費用が決まる要素
費用は、印刷会社や仕様によって幅があるため、具体的な金額は各社の見積もりで確認する必要がありますが、主に次の要素で変わります。
| 要素 | 費用への影響 |
|---|---|
| 種類(壁掛け・卓上・ポスター型) | 用紙やリングなどの加工が増えるほど単価が上がる |
| 部数 | まとめて刷るほど1部あたりの単価が下がりやすい |
| 用紙・加工 | 厚手の紙やPP加工、特殊な綴じ方は単価が上がる |
| 写真・イラストの点数 | 月替わりで12点用意する場合、撮影やイラスト制作の費用が別にかかることがある |
| 納期 | 繁忙期で急ぎの発注になるほど、割増になることがある |
写真やイラストを新しく用意する場合は、ホームページの写真撮影の費用相場も参考に、撮影の予定を早めに組んでおくと安心です。
配布リストの整理
配布数を決める前に、誰に・何部配るかを一覧にしておくと、部数の過不足や渡し忘れを防げます。
| 配布先の種類 | 確認しておくこと |
|---|---|
| 既存の取引先 | 担当者が複数いる場合、何部渡すか(1社1部か、部署ごとか) |
| 新規の取引先 | 今年度中に取引が始まった相手を漏れなくリストに追加する |
| 自社用 | 店舗・事務所・倉庫など、自社内で使う分 |
| 配布予定が未定の予備 | 年明けに新しく取引が始まった相手に渡せる分を少量確保しておく |
配布は、年末の挨拶回りで手渡しする方法と、発送で届ける方法があります。手渡しの場合は訪問の日程に合わせて早めに手元に用意し、発送の場合は年賀状や他の年末の送付物とまとめて送れないかを検討すると、送料や手間を抑えられます。
よくある失敗と避け方
- 発注が遅れて年明け配布になる:繁忙期と重なると、希望の納期に間に合わないことがある。早めに着手しておく
- 写真やイラストの準備が間に合わない:12か月分の写真を用意する場合、撮影やイラスト制作に時間がかかる。カレンダーの発注より先に素材の準備を始める
- 去年の数字や情報が残ったまま:テンプレートを使い回す場合、祝日や連絡先が古いまま更新されていないことがある。入稿前に必ず最新の情報か確認する
- 部数が余りすぎる・足りなくなる:配布リストを作らずに感覚で発注すると、余りすぎたり不足したりしやすい。前項の配布リストをもとに決める
まとめ
- 種類は壁掛け・卓上・ポスター型の3つ。配る相手がどこに置くかで選ぶ
- ロゴ・社名は毎月同じ位置・大きさで入れ、コーポレートカラーに合わせる
- 注文は配布の2〜3か月前に着手し、年末の繁忙期を見込んで早めに動く
- 部数は過去の配布実績をもとに、予備を含めて決める
Lapisデザインラボでは、名入れカレンダーなどの印刷物はオプションの「印刷物の追加」、印刷は「印刷の手配」で承っています。内容はサービスと料金をご覧ください。
よくある質問
名入れカレンダーは、いつ頃までに注文すればよいですか。
年末(12月)の配布に間に合わせるには、印刷や製本の工程を考えて、遅くとも配布の1〜2か月前には発注先を決めてデザインの確定を終えておくと安心です。年末が近づくほど印刷会社が混み合い、納期に余裕が持てなくなるため、早めの着手が無難です。
カレンダーの種類は、何を基準に選べばよいですか。
壁に掛けて1年中見てもらいたいなら壁掛け、デスクの上で日常的に使ってもらいたいなら卓上、1枚の絵や写真で印象を残したいならポスター型が向いています。配る相手がどこに置くかを想像して選びます。
ロゴや社名は、カレンダーのどこに入れればよいですか。
台紙の下部や余白に、毎月同じ位置・大きさで入れる方法があります。写真やイラストの邪魔にならない位置を選び、色はコーポレートカラーに合わせると、他の配布物との統一感が出ます。