古いホームページをスマホ対応にする費用|改修と作り直しの分かれ目

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10年ほど前に作ったホームページを、スマートフォンで開くと、文字が小さい、横にはみ出す、ボタンが押しにくい——という状態になっていることがあります。こうしたサイトを直すとき、ページを1枚ずつ改修するか、まとめて作り直すかで、費用も手間も変わります。

この記事では、既存サイトをスマホ対応にする費用の目安と、改修と作り直しのどちらを選ぶかの判断基準を、公表されている料金相場をもとに整理します。

そもそも「スマホ対応」とは

スマホ対応には、主に次の2つの作り方があります。

作り方中身運用のしやすさ
レスポンシブデザイン1つのページが、画面の幅に合わせて自動でレイアウトを変える1回の修正でパソコン・スマホ両方に反映される
パソコン用・スマホ用を別に用意するパソコン用とスマホ用で、別のページ(別のアドレスのことも)を作る更新のたびに両方を直す必要があり、手間がかかる

古いサイトでスマホの表示が崩れる場合、レスポンシブデザインになっていないことが原因の場合があります。PRONIアイミツの解説では、レスポンシブデザインは1つのHTMLファイルで複数の端末に表示できるため、修正・更新作業の手間が省けるとされています。

改修の費用の目安(ページ単位)

既にあるページをレスポンシブ対応に直す場合、PRONIアイミツが公表している目安は次のとおりです。

対象費用の目安(1ページあたり)
下層ページ1万円〜1万5,000円前後
トップページ2万円〜3万5,000円前後

画像を使う場所が多いページは、画像の調整の費用も別にかかります。

画像の種類費用の目安(1点あたり)
大サイズ(トップのメイン画像など)4,000円〜6,000円前後
小サイズ(商品画像など)2,000円〜3,000円前後

たとえば、下層ページが10枚、トップページが1枚、画像調整が10点程度のサイトなら、ページの改修だけで12万〜18万5,000円前後(下層ページ10万〜15万円+トップページ2万〜3万5,000円)、画像の調整を含めるとさらに2万〜6万円前後が加算される、という計算になります。実際の金額は、ページの中身(表や動きのある部分の有無)や制作会社によって変わります。

作り直しの費用の目安

新しくレスポンシブ対応のサイトを作る場合、PRONIアイミツでは、組み立て(コーディング)の費用が、レスポンシブに対応しない場合の1.5〜2倍程度になるとされています。たとえば、1ページのコーディング費が1万円の場合、レスポンシブ対応のコーディング費は1万5,000円〜2万円程度が目安です。

サイト全体を新しく作り直す場合の規模別の費用は、ホームページ制作の費用の相場の早見表が参考になります。

規模ページ数の目安費用の目安
小規模1〜10ページ程度5万〜30万円程度
中規模20ページ前後30万〜70万円程度(内容によっては100万円前後)
大規模50ページ以上数百万〜1,000万円以上

スマホ対応ができていないと、どんな困りごとが起きるか

スマホ対応ができていないサイトでは、次のようなことが起きやすくなります。

  • 文字が小さく、拡大しないと読めない:パソコン用の文字の大きさのまま表示されるため、指で広げる操作が必要になります
  • 横に広いページがはみ出す:表や画像の幅がスマホの画面より広く、横にスクロールしないと全体が見えません
  • ボタンやリンクが押しにくい:ボタン同士の間隔が狭く、隣のリンクを押してしまいます
  • メニューが開かない・使いにくい:パソコン用のメニューの仕組みがスマホで正しく動かないことがあります
  • 表示に時間がかかる:パソコン用の大きな画像をそのまま読み込むと、スマホの回線では時間がかかります

これらは、見に来た人がページを離れる理由になり、問い合わせや来店につながる前に離脱されることがあります。自社のサイトが実際にどう見えているかは、ホームページがスマホに対応しているかの確かめ方と直し方の手順で確かめられます。

改修と作り直し、どちらを選ぶか

次の点を確かめると、選びやすくなります。

  1. デザインそのものは今の事業に合っているか:デザインは気に入っていて、表示が崩れる所だけ直したいなら改修向き。デザインも古く感じるなら作り直し向き
  2. ページ数は何枚か:ページ数が少なければ改修で足りる場合がある。ページ数が多いと、1ページずつの改修費が積み重なり、作り直しとの差が縮まる
  3. 更新の仕組み(CMS)はあるか:自社で文章を直せる仕組みがなければ、作り直しのタイミングで導入を検討できる
  4. パソコン用・スマホ用を別々に作っているか:別々に作っている場合、改修よりレスポンシブデザインへの作り直しのほうが、その後の運用コストを抑えやすい

目安として、改修の見積もりの合計が、同じ規模の新規制作の費用の半分を超えるようなら、作り直しも比べてみる価値があります。

依頼するときに伝えること

見積もりを依頼するときは、次の情報を伝えると、話が早く進みます。

  1. 今のサイトのページ数:トップページと下層ページの枚数
  2. 困っている症状:文字が小さい、はみ出す、ボタンが押しにくいなど、具体的な症状
  3. デザインを変えたいか、表示の崩れだけ直したいか:見た目はそのままでよいのか、合わせて印象も変えたいのか
  4. 今の仕組み:WordPressなどの更新の仕組み(CMS)が入っているか、入っていないか
  5. 公開の期限:いつまでに直したいか

今の仕組みが分からない場合は、サーバーやドメインの契約先、公開時のやり取りの記録を確認すると手がかりになります。制作会社を変えて依頼する場合は、サイトの作りを調べる手間がかかることがあるので、その分の費用も見積もりに含まれているかを確かめます。

見積もりで確かめること

  • ページ単位の改修か、サイト全体の作り直しか
  • 画像の調整(切り抜き・サイズ変更)は含まれるか
  • デザインの見た目(配置・文字の大きさ)も直すのか、動きをつけるだけか
  • 改修後、検索での見つかりやすさ(表示速度や読み込みの崩れ)に問題が出ないか
  • 作業中、サイトが見られない時間が発生するか

スマホ対応とあわせて、サイト全体を作り直すかどうかで迷う場合は、ホームページリニューアルの費用相場もあわせてご覧ください。

まとめ

  • 既存ページのスマホ対応は、下層ページで1ページ1万〜1万5,000円前後、トップページで2万〜3万5,000円前後が目安
  • 新しく作り直す場合は、組み立て費用がレスポンシブ非対応の1.5〜2倍程度になるのが目安
  • デザインが古い、ページ数が多い、パソコン用・スマホ用を別々に作っている場合は、作り直しも比べて検討する
  • 見積もりでは、ページ単位か全体かの範囲と、画像の調整が含まれるかを確かめる

Lapisデザインラボへのご相談はお問い合わせから受け付けています。費用の目安は概算のお見積りで出せます。

よくある質問

今のサイトをスマホ対応にする費用は、いくらくらいかかりますか。

比較サイトのPRONIアイミツでは、既存サイトを1ページずつレスポンシブ対応(画面の幅に合わせて自動で表示が変わる作り)にする費用は、下層ページで1万〜1万5,000円前後、トップページで2万〜3万5,000円前後が目安とされています。これに、画像の調整が1点あたり2,000〜6,000円前後かかります。

ページ数が多い場合、まとめて作り直したほうが安いこともありますか。

あります。同記事の例では、1ページのコーディング費が1万円の場合、新規でレスポンシブ対応のサイトを作るとその1.5〜2倍程度(1ページあたり1万5,000〜2万円程度)が目安とされています。ページ数が多く、デザインも古くなっている場合は、1ページずつ直すより、まとめて作り直すほうが総額を抑えられることがあります。

スマホ対応にしないままだと、何か困りますか。

表示が崩れる、文字が小さくて読めない、ボタンが押しにくいといった見え方の問題のほか、パソコン用とスマホ用のページを別々に用意している場合は、更新のたびに両方を直す必要があり、運用の手間と費用がかさみやすくなります。レスポンシブデザインにすると、1つのページの修正で両方に反映されます。

参考にした資料

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