教室・スクールのホームページ|体験の申し込みまでの構成

/ Lapisデザインラボ

ピアノ、料理、ヨガ、英会話、書道、ダンスなど、習い事の教室を探す人は、近くの教室のホームページをいくつか見比べてから、体験レッスンを申し込みます。そのとき確かめているのは、「自分(子ども)に合いそうか」「どんな先生か」「続けられる料金と時間か」の3つです。

レッスンの内容を並べただけのホームページでは、体験をどう申し込めばよいかが分かりにくくなります。この記事では、教室・スクールのホームページに何を載せ、体験の申し込みまでどうつなぐかをまとめます。学習塾のホームページについては、合格実績の載せ方なども含めて学習塾のホームページに要るページと問い合わせの導線で説明しています。

体験の申し込みまでに読み手が確かめること

教室を探す人は、だいたい次の順番で確かめて、申し込むかどうかを決めます。ホームページは、この順番に沿って答えが見つかるように作ります。

  1. どんな教室か(何を教えるのか、どんな雰囲気か)
  2. 自分(子ども)に合うか(対象の年齢、初心者でもよいか)
  3. どんな先生か(経歴、教え方、人柄)
  4. 通えるか(場所、曜日と時間、振替ができるか)
  5. 続けられる料金か(入会金、月謝、ほかにかかる費用)
  6. まず試せるか(体験の内容、費用、申し込みの方法)

教室のホームページに載せるページ

ページ載せること
トップ何の教室か、対象、教室の雰囲気が分かる写真、体験の申し込みの入口
教室の紹介教室で大切にしていること、レッスンの進め方
先生の紹介顔写真、経歴、教え方、教室を開いた理由
コースと時間割コースごとの対象とレベル、1回の時間、回数、曜日と時間、定員
料金入会金、月謝、教材費や材料費、発表会などの費用。税込の総額
体験レッスン体験の流れ、所要時間、費用、持ち物と服装、申し込みの方法
教室の様子レッスンの写真、発表会や作品の紹介
よくある質問振替、休会と退会、子どもの送迎、楽器を持っていなくてもよいか
アクセス最寄りの駅や目印、駐車場と駐輪場

先生の紹介

小さな教室では、先生そのものが教室の特徴です。経歴や資格だけでなく、「どんな人に、どんなふうに教えたいか」を先生自身の言葉で書くと、相性を想像しやすくなります。先生の顔写真は、教えている様子が分かる写真と、正面から撮った写真の両方があると親しみが伝わります。

コースと時間割

コースは、対象とレベルで分けて表にします。「初めての方」「経験のある方」「子ども(〇歳から)」のように、自分がどこに当たるかがすぐに分かる書き方にします。時間割は、空きのある枠が分かるようにしておくと、体験の申し込みにつながりやすくなります。

料金の載せ方

ほかにかかる費用まで書く

月謝だけを書くと、入会してからほかの費用に驚かれることがあります。次の費用を一覧にしておきます。

  • 入会金
  • 月謝(回数やコースで変わる場合は表に)
  • 教材費、楽譜代、材料費(料理教室の食材費など)
  • 発表会や検定の費用(参加が任意かどうかも)
  • 休会の費用、振替の決まり

料金は、消費税を含めた総額で書きます。2026年4月時点の国税庁の説明では、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合は、表示の媒体を問わず総額表示の義務の対象とされています。

特定商取引法の特定継続的役務提供

教室の種類によっては、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります。消費者庁の特定商取引法ガイドでは、エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、パソコン教室の7つが対象とされています。語学教室とパソコン教室は、期間が2か月を超え、入学金や受講料、教材費などを合わせた契約の総額が5万円を超えるものが対象です。対象になる契約では、契約の前と後に書面を渡すこと、書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフができること、中途解約ができることなどが定められています。

英会話やパソコンの教室で、数か月分をまとめて受け取るコースがある場合は、この決まりに沿った書面と、途中でやめる場合の扱いを用意し、料金のページから読めるようにしておきます。ピアノ、料理、ヨガなど、7つに当たらない教室でも、休会と退会の申し出の時期、前払いの月謝の扱いをはっきり書いておくと、行き違いが減ります。

体験レッスンの申し込みにつなぐ

入口はどのページからも

体験の申し込みの入口は、トップだけでなく、先生の紹介、コース、料金のページの最後にも置きます。スマートフォンで見る人には、画面の下に固定したボタンが分かりやすい入口になります。

体験のページに書くこと

申し込みをためらう理由の多くは、「何をするのか分からない」「入会を強く勧められそう」という心配です。体験のページには、次のことを書きます。

  1. 体験の当日の流れと所要時間
  2. 体験の費用(無料か、有料なら金額)
  3. 持ち物と服装(ヨガならウェア、料理ならエプロンなど)
  4. 子どもの体験なら、保護者が見学できるか
  5. 入会するかどうかは、体験のあとに決めてよいこと

予約システムかフォームか

体験の枠が決まっている教室は、空いている日時から選んでもらえる予約システムが向いています。年齢やレベルを聞いてからクラスを決める教室は、フォームで希望を聞いてから日時を決めます。予約システムの選び方はホームページに予約機能を付ける方法にまとめています。フォームで聞くのは、名前、連絡先、体験したいコース、希望の日時、年齢(子どもの場合)、経験の有無くらいにとどめます。

生徒の写真と発表会の動画

写真は了解を得てから

レッスンの様子や発表会の写真は、教室の雰囲気を伝えるのに役立ちます。生徒の顔が写る写真を載せるときは、本人の了解を、子どもなら保護者の了解も得ます。入会のときに写真の掲載についての希望を聞いておき、載せない希望の生徒は写らないように撮るか、後ろ姿や手元の写真を使います。同意の取り方はスタッフやお客様の写真をサイトに載せるときで説明しています。

発表会の動画と音楽の著作権

ピアノやダンスの教室では、発表会の動画を載せたいことがあります。生徒と保護者の了解に加えて、曲の著作権の確認が必要です。JASRACの案内では、JASRACと許諾契約を結んでいる動画投稿サービスに、JASRACが管理する曲を含む動画をアップロードする場合でも、次のときはあらかじめ手続きが必要とされています。

  • 特定の企業・団体や商品、サービスを宣伝する動画(教室の宣伝の動画もこれに当たりうる)
  • 会場に観客を招いて、自ら主催した発表会の様子
  • 企業や団体などのアカウントが、外国の曲を含む動画をアップロードする場合(個人事業主は「個人」として扱われる)

市販のCDやダウンロードした音源を使う場合は、著作権とは別に、レコード会社などの著作隣接権の許諾が必要です。曲が管理されているかどうかは、JASRACの作品データベースで確かめられます。動画をホームページに載せる方法はホームページに動画を載せる方法で説明しています。

制作会社に伝えること

  1. 教室の対象(年齢、レベル)と、コースと時間割
  2. 料金の一覧(税込)と、休会・退会・振替の決まり
  3. 体験の流れと、予約システムかフォームか
  4. 先生の紹介の文章と写真、教室の写真の掲載の了解の状況
  5. 時間割の空きや発表会のお知らせを、誰が更新するか

生徒の募集の時期(春の新学期の前など)に合わせて公開すると、体験の申し込みを受けやすくなります。Lapisデザインラボのホームページ制作の内容は、サービスと料金に載せています。

よくある質問

自宅で教室を開いています。ホームページに住所を載せたほうがよいですか。

通う場所が分からないと申し込みにくいため、最寄りの駅や目印になる建物、駅からの時間など、おおよその場所は載せます。番地まで公開するかどうかは主宰者が決めてよく、体験の申し込みを受けた人に詳しい道順を知らせる形にする教室もあります。駐車場や駐輪場の有無も書いておきます。

ピアノの発表会の動画を、ホームページやYouTubeに載せてもよいですか。

演奏する生徒と保護者の了解に加えて、曲の著作権の確認が必要です。JASRACの案内では、JASRACと許諾契約を結んでいる動画投稿サービスでも、教室の宣伝を目的とする動画をアップロードする場合や、自ら主催する発表会の様子をアップロードする場合は、あらかじめ手続きが必要とされています。著作権の保護期間が終わったクラシックの曲でも、市販のCDの音源を使う場合は別に許諾が要ります。

体験レッスンの申し込みは、予約システムとフォームのどちらがよいですか。

体験の枠が決まっていて、空いている日時から選んでもらえる教室なら、予約システムを使うと日程のやり取りが減ります。先生の予定が週ごとに変わる教室や、年齢やレベルを聞いてからクラスを決める教室は、フォームで希望を聞いてから日時を決めるほうが合っています。

参考にした資料

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