SNSのアイコンにロゴを使う|丸く切り抜かれるときの作り方

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会社やお店のSNSアカウントを作るとき、プロフィールのアイコンにロゴを入れたいと考える担当者もいます。ところが、できあがったロゴをそのままアップロードすると、丸く切り取られて社名の一部が消えたり、全体が小さくなって何の印か分からなくなったりすることがあります。

この記事では、SNSの投稿画像全体のサイズではなく、プロフィールのアイコン1枚のために、ロゴのシンボル自体をどう設計・調整するかに絞って説明します。安全な余白の取り方、横長のロゴしか無い場合の作り方、背景の塗り方、書き出すときの注意をまとめています。投稿画像やホームページの共有画像のサイズについては、SNSの投稿画像のサイズとブランドの色をそろえる作り方で扱っているので、そちらをあわせてご覧ください。

プロフィールのアイコンで起こりやすい失敗

SNSによっては、設定したプロフィール画像が正方形のまま保存される場合でも、表示のときは丸く切り抜かれます。ここで起こりやすいのが次の失敗です。

失敗の例原因
社名の文字が切れて読めない横長のロゴタイプ(文字だけの形)をそのまま正方形に収めると、左右の端が円の外に出る
マークが小さくなりすぎる横長のロゴ全体を縮小して正方形に収めたため、円の中では点のように小さくなる
背景が透明で、SNSごとに見え方が違う透明部分の裏にSNSごとの背景色が出て、統一感が無くなる
四隅の飾りや文字が消えるロゴの四隅に小さな文字や線がある場合、丸い枠の外に出て見えなくなる

これらは、投稿画像の作り方(SNSの投稿画像のサイズとブランドの色をそろえる作り方で扱う内容)とは別に、アイコン専用のデータを用意することで防げます。

安全な余白の取り方(セーフエリア)

正方形の画像が丸く切り取られると、四隅やその周辺は表示されません。アイコンを作るときは、次の考え方で余白を取ります。

  • 四隅には主要な形を置かない:対角線に近い部分は円の外側になりやすいため、シンボルや文字の端を四隅に寄せない
  • 中心に主要な形を集める:マークや頭文字は、画像の中心付近に大きめに配置する
  • 外周に一回り分の余白を作る:画像の端ぎりぎりまで形を広げず、外周に余白を残しておくと、丸く切り取られても形が欠けにくい
  • 文字は最小限に:小さく表示されても読める太さ・大きさにし、長い社名をそのまま入れるのは避ける

正方形の投稿画像を作るときのセーフエリアの考え方と似ていますが、アイコンは表示サイズがさらに小さく、常に丸く切り取られる前提で作る点が異なります。

横長のロゴしか無い場合の作り方

ロゴタイプ(文字主体の横長の形)しか無い会社・お店では、アイコン用に次のような形を別に用意する方法があります。

  1. シンボルマークだけを使う:ロゴに図形のマーク(シンボルマーク)が含まれる場合は、その部分だけを正方形の中に収める
  2. 頭文字を図案化する:マークが無く文字だけのロゴの場合、社名やブランド名の頭文字を取り出し、アイコン専用の形に描き直す
  3. 印(家紋・屋号の印など)を使う:和風の店など、文字とは別に印を持っている場合は、その印をアイコンに使う

ロゴのマークと文字の組み合わせ方の種類はロゴの種類|シンボルマーク・ロゴタイプ・エンブレムの違いで、縦型・横型など複数の組み合わせをあらかじめ作っておく考え方はロゴの縦型と横型|組み合わせの種類と使う場所の決め方でまとめています。ロゴを新しく依頼する際は、アイコン用の正方形のマークも組み合わせの一つとして最初から作ってもらうと、後から作り直す手間が省けます。

背景の塗り方

丸い枠の外側(四隅にあたる部分)には、背景色が見えます。背景の扱いは次のいずれかで統一します。

背景の扱い特徴
ブランドカラーで塗りつぶすロゴのメインカラーで正方形全体を塗ると、どのSNSでも同じ印象になる
白または黒で塗りつぶすロゴの色を問わず使える。背景が明るい・暗いSNSの両方である程度なじむ
透明にするSNSによって裏に出る色が異なり、見え方が統一されない。基本的にはおすすめしない

アイコンは複数のSNSやメッセージアプリで同じ画像を使い回すことが多いため、背景を単色で塗りつぶしておくと、どこに置いても印象がぶれません。

書き出すときのチェックリスト

ロゴのアイコン用データを書き出すときは、次の項目を確認します。

  • 画像の縦横比は正方形(1:1)になっているか
  • 主要な形は中心付近に集まり、四隅には余白があるか
  • 背景は単色で塗りつぶされているか(透明にしていないか)
  • 文字を含む場合、小さく表示されても読める太さ・大きさか
  • 画像は十分な大きさで書き出し、拡大してもにじまないか
  • 明るい背景・暗い背景の両方のSNSで試し、見え方を確認したか

SNSのプロフィールアイコンとあわせて、ホームページのタブに表示される小さなアイコン(ファビコン)も、同じように小さく表示される前提で形を単純化する必要があります。作り方はファビコンの作り方とサイズにまとめています。

良い例と悪い例で比べる

同じロゴでも、アイコン用に調整したかどうかで印象が大きく変わります。

  • 悪い例:横長のロゴタイプをそのまま正方形の枠に収め、左右の余白を均等にしただけ。丸く切り取ると社名の最初と最後の文字が欠ける
  • 良い例:ロゴに含まれるシンボルマークだけを取り出し、正方形の中心に大きめに配置。背景をブランドカラーで塗りつぶし、文字は入れない
  • 悪い例:複数のSNSごとに別の担当者が別々に画像を作り、背景色や余白の取り方がばらばらになっている
  • 良い例:1つのアイコン用データを作り、Instagram・Facebook・LINE公式アカウントなど、すべてのSNSで同じ画像を使い回している

ロゴを新しく依頼するときは、打ち合わせの段階で「SNSのアイコンにも使う」と伝えておくと、制作の早い段階からアイコン用の正方形のマークを組み合わせの一つとして用意してもらえます。すでにあるロゴを使い回す場合も、まずはシンボルマークの部分だけを抜き出せるか、元データを確認するところから始めます。

まとめ

  • SNSのプロフィールアイコンは丸く切り取られる前提で、投稿画像とは別に専用のデータを用意する
  • 主要な形は中心に寄せ、四隅や外周には余白を残すと、切り取られても欠けにくい
  • 横長のロゴしか無い場合は、シンボルマークや頭文字、印を使ってアイコン専用の形を作る
  • 背景はブランドカラーか白・黒で単色に塗りつぶし、透明は避ける
  • どのSNSでも同じアイコンを使い、明るい・暗い両方の背景で見え方を確認する

Lapisデザインラボでは、「ロゴ・名刺・販促物」と「ブランド一式(ウェブページつき)」のプランに、SNS用のアイコン・ヘッダー画像が含まれています。内容はサービスと料金をご覧ください。

よくある質問

ロゴをそのままSNSのアイコンに使うと、なぜ文字が切れるのですか。

SNSによっては、設定した正方形の画像を丸く切り取って表示します。横長のロゴタイプをそのまま正方形に収めると、社名の左右の端が円の外側に出てしまい、文字が欠けて見えます。アイコン用には、シンボルマークや頭文字だけを使った専用の正方形のデータを別に用意しておくと安心です。

横長のロゴしか無い場合、アイコンはどう作ればよいですか。

ロゴに図形のマーク(シンボルマーク)が含まれていれば、その部分だけを正方形の中心に配置します。マークが無く文字だけのロゴの場合は、社名やブランド名の頭文字を図案化するか、家紋や屋号の印がある場合はそれをアイコンに使う方法があります。

アイコンの背景は透明にしてよいですか。

おすすめしません。透明にすると、SNSごとに裏に出る背景色が異なり、見え方が統一されません。ブランドカラーか白・黒などの単色で正方形全体を塗りつぶしておくと、どのSNSでも同じ印象で表示できます。

参考にした資料

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